29話 格好いい言葉 ページ31
〜スミレside〜
ミサキ「最初に見つけた色紙にも同じ名前が書いてあったよね？」
オサム「何度も出てくると言うことはこの狼ゲームに深く関係しているのでしょうか…」
スミレ「そう考えるのが妥当かな…」
コウ「狼ゲームの主催者が俺たちに何か伝えようとしているのか…」
オサム「じゃあ、この壁に書いてある文字もそうだろうね…」
『お前たちがここに集められたのは偶然ではない…必然だ』
〜noside〜
コウ「俺たちがここに集められたのは必然…」
スミレ「質問した時にもウルフがオレちゃんたちは何かしら共通点があるって言ってたね」
オサム「でも、私たちは初対面でしたよね？」
チエ「私はもう数年、引きこもってるから…。みんなと出会ってる可能性はほぼ0です…」
スミレ「直接的じゃなくても、間接的に関わったりとかはしてないですかね？」
マキ「というかこの部屋は何なの？狼を処刑したら脱出の扉が開くって言ってたよね？」
ミサキ「そ、そうや！こ、これは一体どういうことなん？」
メリー「い、１回目では外に出ることはできません！」
ミサキ「はぁ？卑怯やん！狼を処刑したら出れるって言ってたのに！」
メリー「ひ、卑怯なんかじゃないですよ！私は脱出の扉が開くといっただけで、１回で出れるとは言ってません！」
ミサキ「そんなん言い訳やん！」
リツ「まぁ、こういう展開で１回目で出れるだなんて…期待してなかったけどな…」
メリー「見た目に合わず大人な意見ですね」
リツ「はぁ？！お前マジうぜー」
メリー「ご、ごめんなさい」
ウルフ「それでは、次の狼を決めるぞ…」
スミレ「カスミは起こさなくていいの？」
ウルフ「さっさとそいつを起こせ…」
スミレ「気絶してる人間はそう簡単には起きないんだよ」(ゲシッ←カスミを蹴った音。
カスミ「…ん。…リュウ兄さん！そうか、夢だったらよかったのにな…」
ウルフ「…起きたな。それでは、次の狼を決めるぞ…」
オサム「まだ狼ゲームを続けるんですか？」
メリー「もちろん！脱出するまで終わりませんよ！」
コウ「そう言って、最後まで誰も出ることができないなんてオチじゃないだろうな？」
メリー「そんなことはありません！ちゃんと外に出ることができますよ」
「このゲームの真相を理解した人だけですけど…」
マキ「し、真相？！ど、どう言う意味？」
メリー「あ？！それはその…」
「ごめんなさい。それでは！」
ミサキ「あ、いなくなっちゃった…」
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
