15話 探索4 ページ17
〜スミレside〜
−図書室−
ミホ「本がたくさんあるわね」
スミレ「これだけの本を集めるのにどれだけお金がかかったのか気になりますね…」
サトル「おや？医学書まで置いてある…興味深いな」
推理小説にミステリー小説、SFにマンガ…。読んだことのある本もあるけど、暇潰しには良さそうだな。
ミホ「こっちには法学書がたくさん！」
スミレ「うわっ…オレちゃんは法学書を見てるだけで頭が痛くなりそう。ミホさんってやっぱり凄いですね」
ミホ「ありがとう。でもスミレちゃんは心理学を学んでいたんでしょ？」
スミレ「独学でしたけどね…」
さすがに洗脳出来るとか言えないな。
ミホ「それでも凄いと思うわよ」
スミレ「ありがとうございます」
ミホ「…どうして心理学を学んだの？」
スミレ「理由は色々あるんですけど…強いて言うなら、"人間は何を考え、何を思っているのか分からないから"かと？」
ミホ「何で疑問系なの？」
スミレ「ミホさんって結構グイグイくるタイプなんですね…」
ミホ「そうかしら？でもそれが私よ！」
スミレ「ミホさんは誰が見ても自分の芯がしっかりしていると言えそう…」
図書室の探索が終わった。
オレちゃんはこのまま他の人たちが探索し終わるまで図書室でのんびりしたいというのが正直な気持ち。
サトル「図書室の探索が終わったが、どうする？」
ミホ「私はここで本を読んでようかしら」
スミレ「オレちゃんはサトル先生がここにいると言うなら、同じくここにいます」
サトル「…今は私もここにいようかな」
−数分後−
スミレ「！今リビングの方から人の声が聞こえてきましたよ」
サトル「みんな探索し終わったのか…」
ミホ「とりあえずリビングに行きましょう」
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
