プロローグ ページ2
〜noside〜
リュウの唐突な思い付きで子供三人とお母さんで旅行をすることとなり、乗った電車で事件が起きるという、不運で最悪な事態が発生した。
カスミ「リュウ兄さん…あの家族達をどうにか救うことはできないかな？」
リュウ「子供の俺たちでは救いようが無くはない。が、家族全員は絶対に無理だろうな」
スミレ「せめて子供だけでも助けてあげたいね。オレちゃん達では大人を助けられないし、それくらいが限界だろうからね」
リュウ「無理に助けようとして俺たちが死んだら…。特に俺たちの母さんにとって一番最悪なパターンだからな。あの子達には悪いけどしょうがない」
カスミ「…分かったよ。でも、最善を尽くそう」
スミレ/リュウ「うん/あぁ」
−数年後−
カスミ「リュウ兄さん、研究結果とそれまでの資料と"兄さんの"やるべき始末書が終わったよ」
リュウ「ありがとね。さすが優秀な助手だよ」
スミレ「兄さんはまたカスミに押し付けたのかよ」
「可哀想に、しかも始末書は納期3日前に頼んだんだろ？」
「オレちゃんなら絶対嫌だね。カスミもちゃんと断りなよ」
カスミ「断りたいけど断れないんだよ。残念なことにね。2徹で頑張った僕のためにも今日は早めに切り上げて欲しいくらいだよ」
リュウ「…今日はもう終わるか」
スミレ「えっ？！ホントに？我が家にもう帰れんの？！」
カスミ「シャルル、今日はいつもより早く帰れるよ！」(ナデナデ
シャルル「キュー！」
リュウ「二人とも頑張ってるからね。それに始末書の件があるから余計ね」
カスミ/スミレ「ありがとう」
−帰宅中−
スミレ「ねぇ、後から人の気配すんのってオレちゃんの気のせい？」
リュウ「いや、俺も感じるんだが。カスミもそうか？って、おい-」(バタ
スミレ「！カスミ、兄さ-」(バタ
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作者名：レド | 作成日時：2023年3月6日 22時
