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25 休日の過ごし方（和side） ページ25
俺たち二人の休日は気持ちが通じ合ってからもあまり変わらない
元々俺もAもインドア気質で家で過ごすことが大半
俺は朝方までゲーム
Aは規則正しく起きて家事を済ませた後、ジグソーパズルや読書をしている
それらをしているときの彼女は没頭しすぎて周囲の音に気付かない
だから何か知らせるときは手で触れるのが一番…なんだけど
そのたぐいまれな集中力を考えるともったいなくて邪魔はしたくない
気持ちを伝える前はこの時間が好きだった
何かに没頭して周囲が見えなくなってるAを知るのはきっと俺だけ
俺がいくら見つめててもよかったささやかな時間
なんだけど
俺はAにそっと近づいて
本を読む彼女を背中から抱きしめた
あ「え！？あ、和起きたの？」
驚いた拍子に本を落とすのが可愛い
和「今日は寝ない
ところでAさん？
気持ちが通じて初めての休日に彼氏のことほったらかしはどうなんですかね？」
なんて冗談で言ってみたら
頬を染めてゆっくりと本を拾い
唐突に抱きついてきた
これから先の休日は二人で過ごす時間の度合いが増えそうだな
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作者名：にのもと | 作成日時：2021年1月16日 1時
