9 ページ10
『皆、待たせたね。この子はフォスフォフィライト。
先程産まれたばかりなんだ、仲良くね。』
「「「「はーーい!!」」」」
___あぁ、こんなに慕ってくれるこの子達もいつかは僕に疑いを持つのだろう
_だが聞かれたら、その時はちゃんと素直に全て話そう_
そこから数十年。フォスに色々な事を教えた。
だが最近は他の子達がちょっかいをかけ始め、年長組やダイヤと話しているのをよく見かける。
よし、大分馴染んだようだしそろそろ行くか。
朝礼でまた少しここから離れる事を伝えた。
イエローダイヤモンド「えー…もう行っちまうのかよ先生!」
ユークレース「そーよ先生!前はなんにも言わずに行ってしまったし!」
『ごめん、でもあれは仕方なくてぇ…!』
フォス「先生…しばらく会えないの…?」
フォスがダイヤの後ろからこちらを伺うようにして聞いて来た。
『そんなに時間はかからないよ、大丈夫。』
皆を宥めてからリムル達の元へ向かう。
あ、そうそう言ってなかったけど、
僕はこの島周辺ごと亜空間に仕舞ってある。
皆は外に此処とは違う世界が広がっている事を知らない。
出来るならずっと隠しておきたい。
誰にも壊されたくない。
皆が心配なんだ……とても、とても心配なんだ__
50人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ