19 ページ19
リムルside
『性別なんてないよ。別に女湯でも間違っちゃいないけど女の子が嫌だと思うし遠慮しとくよ。』
うわイケメンだわ俺入っちゃったよ。
1人反省していると他の客も入ってきた。
ヨウム「おっ！リムルの旦那じゃないですか！そちらさんは…！？え、おん、は？」
あ、やっぱ勘違いしてるよね〜ここまで来ると面白いな。
からかいたくなる。
Aに目配せするとあちらもその気のようだ。
リムル「おいヨウムさんよぉ、こっちは女湯だぞ〜？」
『キャーえっちぃ』
ヨウム「え、や、男湯って布に…え？？リムルの旦那も入ってるじゃないすか！！」
リムル「俺はいいんだよスライムだし」
そういうとヨウムは垂れ幕を確認しに急いで出て行き、
すぐに戻ってくると
ヨウム「いや！ここ男湯ですよ！！俺合ってますよ！！」
リムル「うん知ってる。」
『何言ってんの？当たり前じゃん。』
ヨウム「はぁ？」
『ヨウムくん〜、僕の事女の子だと思ってたんでしょ？』
ヨウム「え、”僕”？＿＿＿＿はぁーーー…」
まぁAは綺麗だし、中性的だもんな。
見間違えもするよな〜
俺は口調がオッサンだけどこいつはそうでも無いから区別しにくいな。
『良かったねヨウムくん。女の子に負けてなくて』
リムル「ヨウムとやり合ったの？」
『いや、ハクロウと手合わせして勝ったんだよ。』
え！！まじか！
リムル「すげぇな、剣で勝ったのか？」
『うん、最後はこれ使っちゃって反則気味だったけど。』
Aはそう言いながら腕をウニョウニョさせた。
ヨウム「その腕どうなってるんですか？感覚あるんですよね…？」
それは俺も正直気になってた体全部が金って訳でも無さそうだし。
『感覚はあるよ？触ってみる？』
俺とヨウムは恐る恐る腕に触れた。
ふむ、柔らかい訳でもないし普通に金みたいに硬い。
ヨウム「ぁ…」
『あ』
リムル「え？」
ヨウムがAの指を折ってしまった。
『ちょっとちょっと〜丁寧に扱ってよー』
ヨウム「ここ、これ…だ、大丈夫なのか…？？」
ちょっとホラーだな
『そのままくっつけてくれたら元に戻るよ』
ヨウムが若干震えながら指をくっつけると
『んッ』
Aのその声でヨウムはピシッと固まった。
『うん、おっけおっけ僕はそろそろ上がろっかな。
リムルありがとねオンセン気に入ったよ。』
そう言ってAは去っていったのだった。
リムル「…ヨウム、生きてるか？」
ヨウム「…ハイ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
