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リムルside
少したったある日
人間が
森の中で拾ってきたゴブタが説明をし、説明が終わると各々が自己紹介をし始めた。
フューズというオッサンはブルムンド王国ギルド長らしい。
色黒の兄ちゃんはヨウムといいファルムス王国の伯爵領から派遣された辺境調査団の団長だそうだ。
一通り挨拶をしてくれたのでこちらも挨拶を返した。
リムル「申し遅れました。私がジュラ・テンペスト連邦国の代表をしているリムル=テンペストと申します。見ての通り、スライムですよ!」
フューズ「本当にスライムが…」
オッサン_じゃなくてフューズは驚いていた。
カバル「ところでリムるの旦那、以前は見かけなかった方がおられるようですが?」
ベニマル達やA達のことだろうな
ベニマルから始まり次々と挨拶をした。
ミリム「ミリムという。宜しくな!」
『Aだ。宜しく人間』
ミリムは明るく笑い、Aは薄く笑みを浮かべた。
魔王って気付いた時どーなるんだろーなー……ははっ
フューズは2人の名を聞いた時怪訝な表情をしていた。
だが他の人間は気付く素振りがない。
フューズはゴブタの説明では納得がいかなかったようで
説明をし直した。
オークロードの件で大混乱になり状況を把握すべくカバル達の案内でやってきたらしい。
ヨウム達も同じのようで伯爵の思惑まで団員のロンメルが答えてくれた。
ヨウム「そんな事はどうでもいいんだよ!俺にはよォ、なんでスライムがそんなに偉そうにしてんのか、そっちの方が不思議だよ!いやいや、おかしいだろ!お前らなんで納得してんだ?」
突然、それまで呆然としていただけのヨウムがスイッチが入ったように騒ぎだした。
『人間、五月蝿いな少し黙れよ。』
ヨウム「うるさい、女は黙ってろ!」
ん?女?いや、それよりもまずい!と思った時には遅かった。
鈍い音が響きヨウムは机に突っ伏した。
シオンが大太刀の鞘でヨウムをしばき倒したのだ。
死んでない?生きてるコレ…?
シオン「あ、つい……」
リムル「つい、じゃねーよ!」
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