ろく ページ8
その後も順調に、2日目、3日目、4日目…と過ぎていき、やっと今日は最終日だ。
初日何かすごかったけど…うん。その後からは何事もなく鬼を斬っていけたから良かったかな。
「あ、A！？」
ふと、私の名前を呼ぶ声が聞こえた。振り向くと、そこには見覚えのある人が。
「炭治郎…。良かった、生きてたんだね。」
「ああ！Aこそ生きていて良かった！」
てか、炭治郎ずいぶん怪我してるなあ…。強い鬼と戦いでもしたのかな？
「怪我凄いけど大丈夫？強い鬼でもいたの？」
「少し手こずったところもあったが、今はピンピンしているから大丈夫だ！」
「そう。なら良かった。」
まあ見たところ致命傷となる傷はなさそうだし、大丈夫かな。
「そうだAそろそろ集合場所に向かわないといけないんじゃないか？」
「あ、そうだね。行こっか炭治郎。」
そう言って、私達は歩き出した。
「Aは何の呼吸を使うんだ？」
「霞の呼吸。でも、多分合わないんだよね…。炭治郎は何の呼吸を使うの？」
「水の呼吸だ！」
水の呼吸か。なら、これから派生させていくのかな。
どんな呼吸だろう…。
「霞の呼吸って、誰に教えてもらったんだ？あ、俺は育手の鱗滝さんっていう人だ！」
「私は現柱の時透無一郎。特別に継子にしてもらったの。」
「は、柱直々に教えてもらっているのか…！だからAは強いんだな！」
別に、そこまで強い訳じゃないと思うけどなあ…。
…村の人たちを守れなかったし。
「…悲しい匂いがする。どうしたんだ？」
「…匂い？」
「ああ！俺は嗅覚が鋭くて、人の感情が匂いでわかるんだ！
…それで、どうしたんだ？」
「いや…ちょっと昔のこと思い出しちゃっただけ。誰にでも辛い過去があるでしょ？だから特別心配しなくても大丈夫だよ、ありがとう。」
そう言うと、炭治郎が悲しそうな顔になる。
炭治郎も、過去のことを思い出してるのかな…。
「…辛い過去を背負いながらでも、ここまで強いAはすごいと思うぞ！」
「ありがとう。でも炭治郎だって十分強いよ。」
「そうか？ありがとう！」
炭治郎は、満面の笑みで応える。
凄いなあ。こんなに笑えるなんて。私、あんまり笑うことがないから…。
そんなことを考えながら歩いていると、集合場所が見えた。
「よし、着いたぞ！やっと終わりだ…っ！」
ーーこれで、最終選別に受かったんだ。
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瑠璃 - 最っ高です！！続き見たいです！！ (6月28日 15時) (
レス) @page28 id: c061932b98 (このIDを非表示/違反報告)
はは - むいむいheart (2023年3月30日 18時) (レス) @page28 id: 37ce8859f2 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 設定の年齢が実年齢と同じで嬉しいです❤️続きも楽しみにしています！ (2022年4月1日 16時) (レス) @page2 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 誰オチですか？そもそも、オチって、いますか？ (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - URLは、確かログインしている人しか出来なかった気がします。私も最初は、分からなかったので！参考になったら嬉しいです！上から目線ですいません！ (2020年9月6日 10時) (レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渋谷の子供 | 作成日時：2020年6月9日 13時
