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番外編!2 ページ21

僕はいつも、同じ夢を見る。


僕は可愛らしい女の子を「A」と呼び、その女の子は僕のことを「師範」と呼ぶ。

そして僕は、目が六つあるやつに殺されてしまう。僕は、死に際に女の子を想っている。


これはなんなんだろう。思い出したくても思い出せない。

朝起きたら、僕は泣いている。わけも分からずに。

そして、今日もその夢を見た。


「っ…、

あ…あれ?もう7時か…。入学式遅れるじゃん」


朝起きたら、もう7時だった。

僕は今日から中学生。鬼滅学園に入学する。


鬼滅学園には炭治郎や胡蝶さんなどの知り合いがいる。

2人と初めて会った時、なんだか初めて会った気がしなかったんだ。

しかも、2人は泣いていた。どうしてなのかは分からない。


僕は、毎日楽しいんだ。兄さんがいて、友達や先輩がいて。


でも、何かが足りない気がするんだ。

それがなにかは分からない。でも、いつも見る夢に関係がある気がする。…確証はないけど。


「おい無一郎何してるんだ!今日入学式だろ早く起きろ!」


「あ、ごめん兄さん…」


長ったらしく考えていたら、もう10分近く時間が経っていた。

早く行かないと。兄さんに怒られちゃう。


「俺はお向かいさんさんの家に用事があるから行ってくる。朝飯食べてろ」


「分かった。行ってらっしゃい」


家のドアがしまる。


…何かが、違う気がする。


僕はこんなに兄さんと仲が良かったか?喧嘩してなかったか?

そして、僕が「行ってらっしゃい」と言うのは兄さんなのか?


…分からない。僕は何を思い出さなきゃいけないのか。全然わからない。


「あ、ご飯食べなきゃまた兄さんに怒られる…」


僕は、食卓にならんだ朝食を食べることにした。


その後準備をして、8時になった。そろそろ行かなきゃ遅れるな。
あ、ちなみに兄さんはもう行った。


「行ってきます」


僕には両親がいなく、兄さんがいない時は「行ってらっしゃい」という声はない。

兄さんはいつも忙しそうだから、基本はいないことが多い。

だから、この生活にももう慣れたんだ。


でも、「気をつけてくださいよ、死なれたら困るんで」と、ぶっきらぼうに心配する声が聞こえてくるはずなんだ。

なぜなのかは分からないけどそんな気がする。


「あ、行かなきゃ…」


僕は考えるのを放棄して、歩き始めた。
























































「初めまして、無一郎くん」


「これからよろしく、A」

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瑠璃 - 最っ高です!!続き見たいです!! (6月28日 15時) (レス) @page28 id: c061932b98 (このIDを非表示/違反報告)
はは - むいむいheart (2023年3月30日 18時) (レス) @page28 id: 37ce8859f2 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 設定の年齢が実年齢と同じで嬉しいです❤️続きも楽しみにしています! (2022年4月1日 16時) (レス) @page2 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 誰オチですか?そもそも、オチって、いますか? (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - URLは、確かログインしている人しか出来なかった気がします。私も最初は、分からなかったので!参考になったら嬉しいです!上から目線ですいません! (2020年9月6日 10時) (レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渋谷の子供 | 作成日時:2020年6月9日 13時

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