じゅうさん ページ16
無一郎side
今日も軽く任務を終え、自分の屋敷へと帰る。
Aが出迎えてきてくれるのを望みながら。
「ただいまA!
…あれ?今日は出迎えてくれないんだ。」
うーん、まあそんな日もあるかあ…。
若干…いや、ものすごく悲しみながら中へと入っていくと、机に突っ伏して寝ているAがいた。
そっか、寝ていたから出迎えられなかったのか。僕のことが嫌いになった訳じゃないんだね。良かった良かった。
「…にしても、寝顔可愛い。」
Aは強くて、ほとんど笑わない。そんなAのこんなに無防備な姿はなかなか見られない。
「あー、このまま画面に収めたい…。今度言うこと聞いてもらいたい時、それを人質にとれば…。」
なんてことを考えてしまったけど、それがばれたらAに怒られそうだからやめる。
ふとAの頬に目がいく。…これ、絶対柔らかいよな。
「…うわあ、ほっぺぷにぷに…。」
触ってみると、なんというか…こう…とにかくすごかった。(頬の話です)
自分の頬と比べてみると、差がすごかった。女子って柔らかいのか…?
「…師範、何頬を触ってるんですか。訴えますよ。」
「あ、A起きたんだ。ただいま。」
「…おかえりなさい。」
ああ、やっぱりこういうところが好きだ。
嫌なことをされていたのに、ちゃんと「おかえり」って言ってくれる。
「で、何で触ってたんですか。理由言わないと本気で訴えますよ。」
「Aの頬を触ったら気持ちよさそうだったから。」
「いや理由になってねえよ。」
うーん、本当のことだったんだけどなあ…。俺って胡散臭いの?いや、そういうことじゃないか。
「はあ…。もういいです。部屋に戻って寝ます。おやすみなさい。」
「うん、おやすみ。」
Aは、自分の部屋へと入っていく。
…こんな幸せな日々がずっと続けば良いのにな。
なんて叶わぬ思いを胸に、僕も眠りについた。
*・゜゚・*:.。..。.:* .。.:*・゜゚・*
霞柱様は、継子のことが恋愛感情として大好きです。でも、その事実に気づいていません。もどかしいですね。
十四の旧漢字の四の方が出てこない…。見つかるまで更新できないかもです。
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瑠璃 - 最っ高です!!続き見たいです!! (6月28日 15時) (レス) @page28 id: c061932b98 (このIDを非表示/違反報告)
はは - むいむいheart (2023年3月30日 18時) (レス) @page28 id: 37ce8859f2 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - 設定の年齢が実年齢と同じで嬉しいです❤️続きも楽しみにしています! (2022年4月1日 16時) (レス) @page2 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 誰オチですか?そもそも、オチって、いますか? (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - URLは、確かログインしている人しか出来なかった気がします。私も最初は、分からなかったので!参考になったら嬉しいです!上から目線ですいません! (2020年9月6日 10時) (レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渋谷の子供 | 作成日時:2020年6月9日 13時