【金カム夢】雪に拐かされ…２ (ページ6)

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相互依存共依存ページ6

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翌日、朝早くから尾形さんが目を覚ましたので一緒に寝ている私も起き上がる。

尾形「…行くぞ。」

『ﾝ…了解致しました。』

眠たい頭を起こしながら返事をして、皆を起こさない様にしながら私は尾形さんの後を追った。

『ヤマシギですね』

尾形「ああ、アイツ等が起きた頃には戻る。それまで獲れるだけ獲るぞ。」

『了解致しました』

尾形さんの顔を見ながら返事をする。いつもと変わらない様子に昨日の名前を呼ばれた事は気のせいだったのかと思った。

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結果、尾形さんは見事ヤマシギを三羽撃ち落とした。

私達が戻るとアシㇼパが獲ったであろう二羽のヤマシギの羽を毟ってる最中だった。そこに尾形さんが獲った三羽を見せて「ふんっ」と踏ん反り返る様に私は拍手を送る。

『アシㇼパさん、私も一羽獲りました』

ㇼパ「凄いな。ん？このヤマシギ傷が無い…罠を仕掛けたのか？」

『たまたま近くを歩いていたので素手で獲りました』

にこやかに私が答えるとアシㇼパは若干引き気味に「凄いな…」と言いながら私の頭を撫でる。
アシㇼパと出会って会話の中でたまたま頭を撫でられた時嬉しかった。それからはアシㇼパに褒められる時はこうして頭を撫でてもらっている。
アシㇼパ曰く、「Aは大きな妹みたいだ」との事らしい。

杉元「アシㇼパさんに無理だって言われたからムキになっちゃってさ…ハンッ
Aさんも連れて行って寂しがりかよ。」

ㇼパ「杉元は銃が下手くそだから妬ましいな」

杉元「別に！！」

アシㇼパの言葉に不死身の杉元は図星だったのか目を逸らして羽を毟った。私は料理が得意では無いので下ごしらえの手伝いに徹する。

ㇼパ「チンポ先生、ヤマシギの脳ミソです」

キラキラとした目をしたアシㇼパに匙に乗せた脳ミソを差し出され牛山殿は戸惑いと懸念の表情で渋っていたが、人差し指で少しすくって食べた。その様子にアシㇼパは喜んでいる。

尾形「いや俺はいらん。」

尾形さんはキッパリと断り、不死身の杉元と牛山殿がアシㇼパの後ろでその様に狼狽えていた。
アシㇼパは少し寂しそうな顔をした気がした。

ㇼパ「Aも脳ミソ食べてみろ！」

『戴きます』

ㇼパ「美味いだろ？」

『はい、美味しいです』

躊躇せず食べた私に男性三人の顔が驚きに染まり目を見開いていた。
私が美味しそうに脳ミソを食べるとアシㇼパは嬉しそうに微笑みながら私の頭を撫でた。

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