【金カム夢】雪に拐かされ… (ページ8)

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第七師団特別指導係ページ8

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今日は私の一日を紹介しようかな

私には先生が四人いる。

一人はこの前上がった月島軍曹
礼儀作法や言葉遣い、人としての当たり前の知識を思い出させて頂きました。

月島「私が教える事はもうありません。貴女は一人前の人です。
……もう、誰も獣とは思わないし言わないでしょう。」

『はい！ありがとうございました。月島軍曹殿』

保護された時の私は日本語も朧気だった。
歯を剥いて威嚇する様はまさに獣そのものだった。
そんな私を根気良く指導して人にしてくれた。
尊敬しているし、感謝もしている大好きな人です。

二人目は鯉登少尉
主に剣術を教えてもらってます。

鶴見中尉と一緒の時に遭遇すると何を話しているか分からない程の訛りに私はとりあえず笑顔を貼り付けています。

腕力は普通の女性より少し有る位、男性には到底及ばないので剣で受け止める事はせず、受け流す動作を散々叩き込まれました。

元々の私の剣術は剣術と呼ぶには烏滸がましい程の我流で振り回したり、投げるだけで最初の打ち合いで鯉登少尉にそれをして度肝を抜く事は出来ましたが、負けました。

鯉登「剣は乱雑に振り回してん意味がなか。投ぐったぁ最終手段じゃ。
おなごん細腕でなど力負けすっとが目に見えちょい。戦場で使ゆっ剣ちゆんであれば、相手ん斬撃を受け止めず受け流す方が得策じゃ。
……今まで良う生きてこれたもんじゃな。そん生に縋っ気概だけは忘るっな。」

『はい！ご指導ありがとうございます！
鯉登少尉殿、あちらで鶴見中尉殿がお待ちの様です。私の事は構いません。どうぞ行って下さい。』

鯉登「！…うむ。じゃ、また明日型ん確認と受け流しん動きん確認をすっでそんつもりでいっ様に！」

戦う術を習うそれ即ち生きる事に繋がる。
その術を教えてくれる鯉登少尉には感謝している。
…たまーに、鶴見中尉の事で言い掛かりを付けてくるのはやめて欲しいですが…

三人目は菊田特務曹長
短筒銃の扱いを教えてくれます。
四人目は尾形上等兵
狙撃銃の扱いを教えてくれます。

この二人はどちらも銃の扱いなのでたまに二人一緒に教えてくれる事があります。

菊田「女性の細腕なら重い銃剣より拳銃の方が扱い安いんじゃないか？」

尾形「いえいえ、藤見は案外狙撃の素質が有りますから狙撃銃をしっかり習った方が良いと私は思いますがね」

『？？銃は撃てれば私はどちらでも構いませんが…』

たまに私を挟んでの睨み合いがあります。
何故でしょう？

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