【金カム夢】雪に拐かされ… (ページ46)

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食事ページ46

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家永「無理に聞き出したいわけじゃありませんので気にしないで下さい」

『……白石由竹殿が教えてくれました。網走監獄でお祖父様とお祖母様を取り合った方がいると…』

家永「…その人に会いたいんですか？」

一瞬、家永殿の目が見開かれたきがしたが、すぐ真剣な表情に戻った。家永殿の質問に無意識に私の手は震えていた。何故、震えるのか分からない。嫌な汗が額に浮かんでいた。震えているのが露見(ろけん)されたくなくて手を強く握り、震えを誤魔化した。

『…分か、りません…でも、確認しなくてはいけない気がするんです。』

家永「…そうですか。貴女のような戦力になる方が一緒なら皆さんも力強いでしょう。」

歯切れの悪い私の返事に家永殿は優しい笑みを浮かべ慰めるようにそう言った。

その後からは家永殿が話題を変えて私がアシㇼパ達と出会った経緯の話で盛り上がった。

家永「まぁ…確かに皆さん下品ですわ。特に牛山様あの人は脳内がチンポで出来てますから。」

『やはり、家永殿もそう思いますか？
…そう言えば、時々忘れてしまいますが家永殿は男性でしたね。』

家永「あら！私はそんな下品な事は言いませんよ！
ただ、その若い肌には嫉妬してしまいますわ…」

『…反撃覚悟で向かって来るならお相手致しますよ。』

家永「それは、少し悩みますわ」

『悩むんですね。ふふ…あはは』

家永「ふふふ」

家永殿のお陰で少し気が楽になり、思わず笑ってしまった。

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料理を運んでいる時、白石由竹を何処で見たのかを思い出した。

『白石由竹殿、貴方確か小樽の第七師団の拠点にいらっしゃいましたよね？』

白石「え？えっとぉ…何の事だか…」

視線を泳がせて誤魔化そうとする白石由竹に詰め寄る。

『軍服を来ていました。不死身の杉元殿を逃す為ですか？
確かあの部屋の窓には鉄格子があったバス…貴方の肩幅では通らないのでは？』

白石「…俺様は脱獄王だぜ？関節を外して鉄格子の間を通るなんて朝飯前だっての！」

私の言葉に意気揚々と白石由竹は答えた。

『成程、関節外し…それ、私も出来ますか？』

白石「え？何？Aちゃん関節外ししたいの？」

『出来る事は多いに越した事はないですから
どうすれば良いでしょうか。コツなどあれば教えて欲しいです。』

白石「あ、そんな詰め寄らないで…かわい子ちゃんを間近で見たら……」

『…下品です。』

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