[wrwrd!]犬猫パニック！ (ページ37)

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それぞれの過去　sya編（番外編）ページ37

syaSAID

俺の元飼い主は同調圧力の強い奴だった

飼い主「私もご飯を食べるんだから、貴方も食べたいわよね」

いや、お腹減ってないねん。
でも食べないとすごい怒られる、しかも殴ってくる

飼い主「私とおそろいの服が欲しいわよね」

服なんて犬は着なくてもええやろ、毛があるんやし
動きにくい、苦しい服。何で男がこんなフリフリ着るねん

飼い主「貴方は外がいいわよね」

真冬になんもなしで外で生活、何回も死ぬんやないかなって思った
そんな俺にも、友達はいた。大先生だ
寒くて震えていたら、なんか横で寝とった。最初はなんやこいつって思ったけど
いい奴だったから、たくさんいろんな話をした

飼い主「この野良猫！！うちの子に近づくんじゃないよ！」

そう言って、大先生を追い払って

飼い主「あの野良猫に襲われてたんだね、そうでしょう？」

抱き上げるその手は俺を握りつぶすようで痛かったし、怖かった、もうこんな生活いやだと思った

utu「にゃぁ(じゃあ僕が助けてあげる)」

そう言うと大先生はいつも俺のところに来るための抜け道を紹介してくれた
そして、この家から逃げることに成功した
寒かったが、自由になれたうれしさのほうが強かった
夜は大先生が見つけた段ボールで寝ることにした、誰かいるって大先生言っとったけど
眠くて前々気にしんかった