ケンカ ページ24
23時を過ぎた頃に玄関ドアのロック解除の音がしたから、お出迎えにみんなで向かった。
まゆ「おかえりー!!」
「………ただいま。」
まゆ「ねぇまだ怒ってるの?どうしたの?」
「ヌナがパボだからッ。バムの方が好きなんでしょ?」
まゆ「えー?そんな事で怒ってたんだ。バムちゃんが大好きだけど、前にいったよね?ジョングクへの気持ちも。」
「サラッとバムは大好きって言うんだ。。。なのに、なんで僕への気持ちは前に言ったで誤魔化すの?」
まゆ「…そんなのッ、片思いなのに何度も言える訳ないじゃん…ジョングクの方が無神経だよッ!!!!」
思わず強く言い返して涙が溢れてしまった。
でもこれは本当の事だし、私だけがジョングクを好きで、彼はLikeの好きだから、そもそも私たちの気持ちは全然違う。
それを何度も言葉に出せる程、私は強くないし自信もない。
そう思ったら苛立ちと、上手く行かない自分がもどかしくて涙が溢れて止まらない。
ヌナがあのヌナが…声を荒らげて泣くとは思わなかった。
ついヌナから大好きと言う言葉が聞きたくて拗ねていただけなのに。
なんで僕はヌナから大好きと聞きたかった?
言わないなら、誘導してまで言わせようとしたのはなんでだ?
泣いてるヌナを見て困惑している。
泣いてるヌナをハグして謝った。
「ヌナ、ごめん。。。」
まゆ「ん。」
そう返事をしながらも泣き止まないヌナを、ヨイショと担いでリビングへ向かう。
担がれたヌナはびっくりして、急に笑い出した。
まゆ「あはは 笑。ジョングク、怖いよ〜 。絶対に落とさないでよ笑」
そう言いながら肩にしっかりと捕まる。
泣き止んで良かった。すぐに下ろさず部屋をグルグル歩き回りながらそう思った。
ゆっくりとソファに下ろして、滲んでいた涙を指で拭った。
「ヌナ、本当にごめんね。」
そう言って額ににポッポした。
ヌナの顔は真っ赤になっていた。
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作者名:kashumi | 作成日時:2022年12月5日 8時