ブーケのオッパ JN TH

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戻ると受付スタッフの数人に囲まれ

「キム先生めちゃくちゃかっこよくないですか？」
「イケメンすぎるよね？」
「結婚してるのかな？」
「サナちゃんいいなぁ案内係できて」


なんて勢いよく話しかけられたけど、上手く返事も出来なかった。



ブーケの貴公子って勝手に呼んでたけど、、、
会えちゃった♡
現実の世界で会えただけでも奇跡なのに！
職場が一緒ってすごい！
これって運命なのかな？


月曜日とあって診療時間前から患者さんが続々と来院されて、浮ついた気持ちも封印して仕事をした。




多少ズレ込んだランチ時間になりソクジン先生の診察室へ向かう。


サナ「ソクジン先生、本日の午前診療は以上です。お疲れ様でした。午後は3時からとなりますので、お食事と休憩をされてから2:50までにお戻りください。」


一礼して戻ろうとする私に被せ気味に声を掛けられる。


JN「サナちゃんは？ランチはどうしてるの？」


サナ「私はお弁当なんです。ここの受付スタッフはほぼお弁当を持参しています。先生方はデリバリーを頼んだり、お弁当を買ってきたりされていますよ。」


JN「そうなんだね。ありがとう。じゃあサナちゃんとランチなんて無理なんだね。あー残念。」


サナ「失礼します」



赤くなる顔を見られない為に、素っ気ない感じで慌てて挨拶をして診察室の外に出た。



ソクジン先生って意外と軽いのかな？
ただ職場に顔見知りがいたからって嬉しいだけ？
あーもうわかんない！



午後の診察もモヤモヤして、帰宅してからは1人でお酒を3本も飲んでしまった。


ソクジン先生って彼女いるの？
たくさんの女性と遊んでるの？
そもそも結婚してる？
結婚してたらブーケは取らないかな？
再会したばかりなのに
こんなにもソクジン先生のことを考えてる




3本も飲んでも色々と頭の中がグルグルしてなかなか眠れなかった。

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