話し合い ページ17
ナムジュナの部屋に着き、ソファに座って私が泣き止むのを待ってくれている。
落ち着いて来た頃にナムジュナから聞かれた。
NM「何があったか話してくれる?」
ジニ「どんな話を聞いても私が自分で判断したと思ってください。周りに迷惑を掛けないと約束してください。」
NM「分かったから。」
そう説明を急かすとゆっくりと話し出した。
ジニ「ナムジュナの事務所の人から呼ばれて、今が大切な時だと、女性がマンションに出入りしてるのはナムジュナにとってマイナスになると言われ、私は1人で引っ越す事に決めたの。」
NM「あの日、急に連絡が取れなくなったのはそのせい?」
ジニ「うん。邪魔になりたくなかった。私が足枷になって、ナムジュナが好きな事を出来ないなんてイヤだった。」
NM「ジニヌナは辛くなかった?もうオレを必要としなかったの?」
優しく問いかけるけど、僕ではなくオレと言っている時点でナムジュナの心に余裕がなくなってるのが分かった。
ジニ「人は辛くてもすぐには泣けないって事を知ったよ。辛くて何も出来なかった。
でも、でもね、とりあえず引越ししてあなたから離れなきゃって。
私は邪魔に、、、足枷になる訳にはいかないって自分に言い聞かせたの。」
NM「じゃあなんでだよっ!なんで。。。」
泣き崩れるナムジュナにそっと手を伸ばした。
ジニ「ナムジュナに相談したら、きっと大丈夫だと言ってくれるでしょ?
でもナムジュナにはメンバーと言う家族もいる。
私はナムジュナだけじゃなく、メンバーみんなの足枷になるのよ。そんなの耐えられない。」
手をギュッと握られポツリと呟いた。
NM「じゃあメンバーに紹介して、全員からOKを貰えばいいよね?そしたらやり直せるよね?」
ジニ「お願い。わかって欲しいの。」
NM「ヌナはもうオレの事を愛してないの?」
ジニ「・・・」
NM「黙ってるって事は、まだ愛してるって事だよね?」
そう言って強く抱き締められた。
久しぶりのナムジュナの匂いと温もり。
涙が私の意思とは関係なく、後から後から溢れてくる。
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作者名:kashumi | 作成日時:2022年11月23日 2時