Trignalのマネージャー

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〜Aside〜









拓也さんの指示に従いながら車を走らせる。





着いたのは本場っぽい雰囲気のカレー屋さん。









『美味しそう〜』


江口「ここはチキンカレーが美味しいから！」


『じゃあそれにします！』









2人でカレーを頬張る。









来週からは浦田さんも一緒か〜。









正直、1人で3人につくのは結構しんどい。

現場やスケジュールによって、着く人が変わるし
何が起こった時にそばにいてあげられないこともある。






だから、人手が増えるのは嬉しいんだけど…。





複雑だなあ









江口「どうしたの？」









拓也さんにほっぺをぷにっと押される。








『ちょっと考え事です。』


江口「話聞こうか？」






『来週から新人の子と一緒に仕事するんですよ。』


江口「僕達のマネージャーが2人になるってこと？」


『そうですね、研修という形で。私が仕事を教えるんです。』









嘘はついてない。









江口「あー、やっぱA1人じゃ大変だよね。いつもありがとうね。」


『いいんですよ！私が好きでやってますから！』








大変だけど私は幸せものだ。

それももう終わってしまうけど…






ダメダメ！ネガティヴ禁止！！









『あ、もうそろそろお会計しましょう！時間です！』







立ち上がってレジへ向かおうとすると腕を掴まれる。








江口「払うよ！」


『いいですよ！私、はらいます！』


江口「女の子に奢ってもらっちゃカッコつかないでしょ」









本当にかっこいいなあ。









『ありがとうございます！』









「いーのいーの」なんて言いながら私の分の代金まで払ってくれる拓也さん。









『かっこいいですね』って言ったら少し照れながら「褒めても何も出てきません！」って返ってきた。

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