Trignalのマネージャー

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〜Aside〜





拓也さんに誘われてお店に来てから拓也さんがソワソワしているように見える。
気のせいかな？


『どうしました？何かありました？』
江口「な、何も無いよ！！」
『でも話したいことがあるんですよね？』
江口「うん。」



ビールを飲んで拓也さんが話し始めた。



江口「俺ね、好きな人がいるんだ。」



え……。拓也さん好きな人いたんだ。
そして私は好きな人に恋愛相談されているんだ…。

泣いちゃダメなのに泣いてしまいそう。

好きな人の話をしている拓也さんを見れば、どれほど彼女のことを想っているかはすぐに分かった。




江口「ーなんだ。」

『そう…なんですね…』



精一杯の相槌だった。




江口「まとめるとね。俺は、そんなAのことが大好きなんだ。ずっと大切にする。付き合ってください。」



今…Aって…言った…？
私の事…？

堪えていた涙が溢れ出した。
でもそれはさっきとは逆の気持ちだ。

私が何も言わないから顔を上げた拓也さん。
泣いている私を見て焦っている。
その姿がおかしくて愛おしくて、笑ってしまった。



私も、自分の気持ちを伝えよう。

『私も拓也さんのことが好きです。こんな私でよければ、よろしくお願いします。』






江口「よかった〜。絶対振られると思ってた！」
『私の方が焦りましたよ！好きな人に恋愛相談されると思ったんですから！！』
江口「す、好きな人…」


拓也さんは満足そう。





《パーン！！》



「「おめでとう！！」」

『ふぇ！？』



急にクラッカーの音がなり、振り返ると良平さんと翼さんがいた。


木村「えぐがAに告白するならこの店かなと思ってさー！」


良平さん…さすがすぎる。


代永「ちゃんと、振られた時のことも考えて聞いてたもんね？」


いや、翼さんもさすが過ぎるな。



『恥ずかしいです…』
代永「Aちゃん可愛かったよ〜！もちろんえぐも！」
江口「僕もですか！？」
木村「いやぁ2人がくっついて良かった！」
代永「長かったなぁ〜」
江口「ご迷惑おかけしました〜」




やっぱこの3人だなぁ。落ち着く。




『そう言えばこのお店、5年前に歓迎会してもらったお店ですね！』
木村「あ！そうじゃんね！懐かしい〜！」
代永「ここが始まりの場所になってるんだねぇ」
江口「じゃあ、また写真撮っておきます？」





大好きな人達を支える私の大好きな仕事。




『これからもよろしくお願いします！！』

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