Trignalのマネージャー

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〜Aside〜




拓也さんの週刊誌が出てから2週間。
ネットを見ると様々な声が上がっていた。

もっと早くこの気持ちに気づいていたらなにか変わっていたのかな。
でも拓也さんが私の事好きになるわけないよね。
ただのビジネスパートナーだし。




友人「A！ネット見た！？」

『見てないけど…』




あの記事が出てからなんとなく辛くて1週間以上ネットとは距離を置いていた。



友人「江口さんの記事デマだったんだって！週刊誌が謝罪してる！」

『本当だ…』




よかった。と思ってしまう。
もう会えないのに。




友人「あ！そろそろ店開けるからコーヒー片付けて！」

『はーい！』





今は仕事に集中しよう。






《カランカラン》





お客さんも来たしね。




『いらっしゃいませ〜』



見えないお客さんに向かって声をかける。
注文は他の店員に任せて食器などの片付けをしていたら声をかけられた。






店員「男性3人でカフェって凄いですねぇ〜」
『男性3人なの？』
店員「そうなんですよ！ここ、どちらかと言えば女性向けなんですけどね？」



Trignalのみなさんなら3人でカフェとか行きそうだけど…
また考えちゃった。いけないいけない。




「注文の品持ってって〜」

『了解！』




あの男性3人のテーブルか。
へ〜こういうの頼んだんだ。
どんな人達なんだろう。

テーブルに近づくと見えてくるシルエット。
心做しか私のよく知るあの3人に似てるなとか思ったり。



『おまたせしました〜って…え！？』



そこに居たのは紛れもないTrignalの3人だった。





『うそ……』

江口「A！！」
『なんでこんな所に…』
木村「Aのこと探してたんだよ。」




みなさんが、私のことを探していてくれた？




代永「やっと見つかった〜！！このお店で38軒目だもんね！早い方！」






38？この一週間ちょっとでそんなに回ったの？






木村「A、時間ある？少し話したいんだけど…」




時計を見ると14時。



『シフトが…』
木村「俺らも仕事だからさ、シフト終わる頃にまた来るから！」




そう言って3人は店をあとにした。






また…会えた……！！
大好きな人達。少し顔が疲れていたように見えた。
忙しいのかな。大丈夫かな。
それからは仕事が手につかないほど頭の中はTrignalの皆さんのことでいっぱいだった。

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