Trignalのマネージャー

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〜Aside〜









『失礼します』




社長「あぁ。」












社長室に入ると私と社長の他にもう1人女性がいた。



20歳くらいだろうか。若い。














社長「この子が君の仕事をついでマネージャーをしてくれる浦田光ちゃんだよ。」









あぁ。引き継ぎの話か。









浦田「浦田光です。よろしくお願いします。」





『よろしくお願いします』







社長「引き継ぎはいつにする？」


浦田「はやくマネージャーになりたいです！！」









え…
私と話した時と全然態度違うじゃん。









社長「…あ、あの、それじゃあ来月くらいから本格的に交代で来週から研修という形で少しづつ仕事に参加してもらおうかな。」



浦田「はい！それじゃあ失礼しますね！」









バタン。









『社長…来月からはいくら何でもはやくないですか？』







社長「彼女はうちの取引先の娘さんなんだけど、15歳の時に急に江口くんのマネージャーをやりたいと言い出したらしくて…」





社長「20歳になったらマネージャーをやらせてあげてくれと頼まれていたんだ。」









だから5年か。









つまり私は問題を起こした前マネージャーの代わりであり、浦田さんが20歳になるまでの"仮"であったということ。









『そうですか…』


社長「申し訳ないと思ってる。でも大事な取引先だから断れなかったんだ。」


『いえ、大丈夫です。』









「あまり思い入れしないように」とマネージャーになった時に社長に言われたのを覚えてる。







こういう事だったんだ。

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