私の使命は。2

卌壱 ページ22

澤村side









姫原「きゃああああああああ」








試合も一段落つき、休んでいると水道の方から
姫原と思われる叫び声が聞こえてきた。






近くにいた人は水道に出ていく。





そこにはびしょびしょになった姫原と
姫原の前に立つAがいた。









及川「姫原ちゃん！大丈夫？」




姫原「うっうっAちゃんがぁ、ぁりすに水かけてきてぇ」









そう言って姫原は及川に抱きつく。









『私は水かけてません！』









珍しくAが声を荒らげた。


こんなに必死に否定するAを初めて見た。









侑「ほんなら、姫原が自分で被ったって言うんか？」









水道には沢山人が集まってきていた。









花巻「この状況でそう言われてもな……」




菅原「でもAも否定してるし、」


及川「姫原ちゃんの言う事が嘘だって言うの？」






Aがそんなことする訳ないじゃないか。
あんなに明るくて優しくていい子なのに。









及川「Aちゃん、可愛かったら何でもしていいわけ？見損なったよ。」









そういって烏野以外の部員は体育館に戻った。

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