[wrwrd！][男主]僕は半ズボンが好きだ。

ないんてぃーん rb side ページ24

sn「...っちゅーことやねん。それで、服脱がせたら傷あって。」

os「そんなことんなってたんか。」

tn「...Aさん押してた時の異様な軽さはそれやったんか。なるほどなぁ。」

皆が会議室で会議をしている中、俺は今日見張りの当番だったので、1人寂しく監視カメラの映像を見ていた。

なのでインカムで何があったかを聞いている。


zm「ムチで打たれたような傷があるんが引っかかんねん。Aは音楽家なのにどうしてあんな傷つくんや。」

眉をひそめて苦痛の表情を顔に浮べるゾム。

その後も会議は続いた。

そして丑三つ時。

【なぜそんな傷があるか事情を聞く】べきという奴と、

【聞かないべき】という奴に分かれた。


これは思ったよりも長引きそうやなぁ...

そう思っていると、こんな時間帯なのにカメラの端で何かが動いた。

見ると、Aさんだった。


rb「ちょ、緊急連絡！！Aさん、目ェ覚ましたわ！」

gr「...了解。では、今日の会議はここまでとする。今夜はもう遅い。部屋へ戻るゾ。明日Aさんに聞けばいいだろう。正直総統モードは疲れた。」

...まあ、夜ご飯の時の喋り方は完璧猫被っとったなぁ。


sn「んじゃ俺は客室行ってAさんの様子見てくる。何かあったらアレだし。」

tn「んじゃ、ペ神だけ客室行って、他の奴は自室に戻ろか。」


会議は終了した。インカムを切る。

そろそろこの時間からは兵士が見回りに行くはず。
もう見張りはしなくても良いだろう。

この監視体制もいつか整えたいなぁ。

ずっとブルーライトを浴び続けた両目を労わるように俺はアイマスクをして寝た。


Aさんが泣いていることも知らずに。

とうぇんてぃ→←えいてぃーん zm side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す