えいてぃーん zm side ページ23
Aが意識を失った。
理由は明白だった。
ショッピくんがあまりにも無神経な質問を投げかけたから。
em「...なんでさっきあんな事言ったんですか。あの言い方は、彼の母国を貶しているようにしか聞こえません。」
エミさんが珍しく怒っている。冷静に見えるが、両手はキツく握られていて、白くなっていた。
shp「じゃあ言い方を変えれば良かったんすか？違うでしょう。それに俺たちはその母国を滅ぼしているんです。滅ぼしたのは2年前。なのに彼はこの国に3年ほどいると言った。もうAさんは我々国民です。」
...俺はショッピ君寄りやな。
確かに両者の言い分は分かる。
だけど結果としてAはこの国におる。だから我々国民だ。
まあそれはともかく。
zm「言いたいことは分かったけど、ペ神呼ぶで。Aの容態見てもらわんと。2人とも一旦落ち着け。先に部屋戻っとき。俺がペ神に話しといたるから。」
shp em「「すみません。」」
2人が客室を出たのを確認し、俺はペ神を呼んだ。
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sn side
sn「やっほ〜来たよ！で、倒れたんやって？」
zm「おん。で、かくかくしかじかで...」
sn「ん〜聞いてる限りだと嫌なこと思い出した感じかもね。α国って人使い荒い国だったよね。α国の建国パーティーとか呼ばれたけど、毎回怒鳴ってる人いたし。」
zm「使用人可哀想やったなぁ...」
しみじみと言うゾム。
sn「んじゃ、診察始めるかぁ。俺鞄から道具出したりとか、準備するからゾムはAさんの上の服全部脱がしておいて。」
zm「りょーかい。」
んーと、聴診器と、舌圧子と...
良し。
それにしても足が無いとは。義足とか作ってあげないとかな？
sn「こっち用意出来たよ。そっちはー？」
作業をしながら喋る。
sn「ちょっと、返事くらいしてくれない？」
zm「あ、ああ、ペ神。あの、あのな。Aの...Aのな、」
ゾムがなんだかあたふたしているから、ベッドに寄る。
sn「え。」
Aさんの胸元には、ムチで打たれたようなミミズ脹れが何本も這っていて、お腹には火傷のあと。
他にも切り傷がたくさんあって。
...どうやったらこんな事になる。
sn「ゾムってこんなに傷とかついてたっけ。」
zm「いや、俺でもこんなにはついて無いわ...」
rb「おい。ゾム、インカム切ったつもりやったっぽいけど、ペ神以外の奴に繋がっとるで。」
tn「ペ神、後で何あったか聞くからな。」
sn「....うん。」
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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた！！コメントありがとうございます！ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります！ (2019年11月17日 23時) (
レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう！なみだめさんを楽しませることができて嬉しい！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました！読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます！命令系敬語がすき...同士ですね！？いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと！次の作品もよろしくです！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月2日 2時
