いれぶん ページ16
演奏会が終わり、サックスとバイオリンを持って3人で軍へ向かう。
一生懸命タイヤを転がしていると、
sha「押してやろうか？」
と言われた。
僕はブンブンと首を横に振る。
kn「遠慮せんくてもええんやで。」
でも、なぁ...
うーんと考えていると、シャオロン様が僕の後ろに回った。
sha「押すからな。」
ああ、優しいな。
僕は後ろを向いて口を大きく
『ありがとう』
と動かした。
分かってくださったようで、
sha「良いってことよ。」
...男前だな。顔だけでなく中身まで良いとはさすが幹部。
しばらく歩いていると、
kn「なあ、俺も押してええ？」
コクリと首を縦に振ったが、
sha「いやや。俺が押しとるし。」
kn「いや、ちょっと位ええやろ。それにお前の押し方だと雑いんや！」
sha「なんやと？？」
言い合いが始まってしまった。これが噂の内ゲバというものだろうか。
僕は別にどちらに押して頂いても嬉しいのだが、声が出せないのでそんな意思表示も出来ない。
そして内ゲバはヒートアップし、殴り合いが始まった。
どうしよう。僕はこれを止める方法が分からなくて途方に暮れかけたその時、
tn「お前ら何やっとんねん！！」
声のする方を向くと、書記長のトントン様がいた。
tn「Aさん...よな？ごめんな。うちのやつが迷惑かけて...」
『大丈夫』と口を動かす。
tn「ごめんなぁ...おい！お前ら！！書類増やしとくからな。内ゲバ止めてはよ帰るぞ。お前ら遅くて皆夜ご飯食べれてないんやで！！」
kn sha「スミマセンデシタ」
犬のようにしょんぼりする2人。
tn「ロボロと見てたからな。何で内ゲバ始めたんか。俺がAさんのこと押すから。」
kn「ずr tn「あ"？」なんでもないです。」
トントン様に押してもらい、すぐに軍に着くことができた。
tn「ごくろーさん。」
門番「はっ！あの、そちらの方は...」
kn「客人や。」
門番「失礼しました！こんばんは。」
門番さんはこちらを向いて挨拶してくれた。
僕もにっこり笑って
『こんばんは』
と口を動かした。
あー緊張する。
っていうか、僕ってこれからどこへ向かうんだろう。
夜ご飯食べる場所って決まってんのかな？
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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた！！コメントありがとうございます！ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります！ (2019年11月17日 23時) (
レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう！なみだめさんを楽しませることができて嬉しい！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました！読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます！命令系敬語がすき...同士ですね！？いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと！次の作品もよろしくです！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月2日 2時
