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「パパ、パパ！いってらっしゃい！」
「いって、らったい！！」
「んふふ、気をつけてね」
見送ってくれる我が子が可愛い。
妻も可愛い。
「いってきますのぎゅー！！」
蒼乃と宙乃を一気に抱え込む。
するとなんだかAの温もりも欲しくなってきて、ママもママも、と捲し立ててしまう。
「もう、しょうがないなぁ！」
なんて言いながら、嬉しそうなのが丸見えだ。
さっき羨ましそうにこちらを見ていたのを僕は見逃さなかった。
「はい、ぎゅー！」
Aは相変わらず柔らかくていい匂いがして、付き合いたての頃を思い出した。
玄関でこんなことができる僕は幸せだな、なんて考えながら。
「よし、それじゃあ行ってくるね」
「いってらっしゃーい！」
「パパ、はやく、かえってきてね」
「A、今日は滅多なこともないし、早く帰れるよ」
「そうなの、教えてくれてありがとう……いってらっしゃい」
「いってきます」
玄関を出て、ふと立ち止まる。
………ほんとに僕は幸せだなぁ。
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りんごあめ - コメント失礼します。めちゃくちゃ面白くてコメントしたくなっちゃいました。これからも頑張って下さい。応援してます！ (12月30日 23時) (
レス) @page31 id: b7103bc41b (このIDを非表示/違反報告)
きらり＠クリスマスが楽しみっ！(プロフ) - 面白いです!最新頑張ってください!応援してます! (12月13日 14時) (レス) id: 3d838576f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘瑠羽 | 作成日時：2023年12月2日 12時
