【黒バス】世界一だいすき! 2【笠松幸男】

48話 ちょっと変な性格 ページ4

お昼休み。
4月から幸ちゃんと食べるようにはなりましたが、試験休み中は、休憩時間に勉強をしたいので、佳奈ちゃんとお昼を食べています。


部活が無いから、幸ちゃんに会えるのが、登下校の時だけなのでとても寂しい。







...ストロー貰いに行こうかな......





｢あんたまた幸ちゃんさんのこと考えてたでしょ｣


『あ、バレちった?』


｢顔に書いてんのよ。幸ちゃん会いたーい!ってね｣


『常に幸ちゃんに会いたいけどね!』





また私の玉子焼きを食べている佳奈ちゃん。
もう佳奈ちゃん分の玉子焼き作ってこようかと考えています。



すると、後ろの方からAっち〜と言いながら駆け寄ってくる音が聞こえる。




｢Aっち!勉強教えてくださいっス!｣


『りょうかーい!』


｢あ、お話中だったスか?すんませんっス｣


｢あーいいよいいよ〜お勉強大変だね〜｣




キセリョキセリョと騒いでいた佳奈ちゃんだけど、意外にも話した事は無いらしい。

まあ、有名人がクラスにいるってことに少々興奮はしていたけど、それ自体に昔から興味が無いからね〜。



『あ、佳奈ちゃんも教えるの手伝って貰っていい?英語は佳奈ちゃんの方が得意でしょ?』


｢んー別にいいけど｣


｢マジっすか!えーと...｣


｢あはは。まだ名前覚えられてないか。赤金(あかがね)佳奈。よろしく｣


｢赤金さんっスね!俺のことはフレンドリーに涼太って呼んで欲しいっス!｣


｢んじゃ黄瀬ね｣


｢えっ｣


｢呼んでって言われると呼びたくなくなっちゃうの私｣


『気にしないで涼太!佳奈ちゃんちょっと変な性格してるだけで、普段は面白い子だから』


｢なんかAっちの友達って感じがするっスね〜｣


『...良い意味だと思っておくね』





佳奈ちゃんの所でお弁当を食べていたので、後ろの人の机をお借りして、くっつけて勉強を始めることになった。








『じゃあ、まずは佳奈ちゃんもいるから、得意な英語からやっていこうか。ビシバシ行くから覚悟してね!』

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