隣の家の笠松君【黒バス】

１８**笠松Side** ページ19

A「……蒼井Aです。よろしくお願いします。」



教団の前に立って淡々と自己紹介を言うA。

そんなAを俺はぐるぐると悩みながら聞いていたのだった。


Aが女だと発覚(そもそもはただの思い込み)した今朝。

俺らは何も言わずに登校してきた。

Aが女だとわかった途端、時々起こる意味のわからない緊張が止まらない。

夏のせいもあって、ずぅ〜と暑くて汗が止まらない。

たくっ、なんなんだよ!!



先生「えー、じゃあ蒼井の席は・・・笠松の隣な。」



ゲッ。マジかよ、先生・・・;

Aはこちらに向かってきて、俺の横の空白の席に座る。



A「ｺｿｯ)よろしくね、ユキ。」



そう言われたときは、俺の心臓が爆発しそうになった。

うわああああああっ!!なんでAのこと男だと思ってたんだ俺はあああっ!!

どう見ても女子じゃねぇか!!俺のあほおおおおおおっ!!


笠松「・・・・・・ぁ、ぁぁ///」



先生「この後は始業式なんで体育館に移動するようにー。」

それが合図だったらしく皆が動き出した。


A「あの、ユキ。体育館って・・・」


俺はAの問には答えず、無言で体育館に向かった。




・・・俺さいてーだ。

無視なんて、何考えてんだ俺。

Aは新しい学校に来て心細いのに・・・



でも、止まらない。

わからない。

どーしたらいいんだ、俺・・・。



俺の足はただ体育館に向かった。

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Lucky　Song

NEVER LOOK BACK　笠松幸男(cv：保志総一朗)

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