【stpr】マフィン焼いたら家燃えた

マフィン39 ページ41

ころんサイド


『へぇ！ジェルくんは脚本考えてるんだ！』

ジ「おん、ころんたちも考えてくれるし、それで笑ってくれる人がいるからめっちゃ楽しい仕事なんよ」

花が咲いたような笑顔で笑うAと同じ様に笑い返すジェルくん

近い、物理的にも精神的にも

もうすっかり打ち解けて名前呼びだしタメだし

先輩は僕と仲良くなるのも早かったしジェルくんも面白くていい人だから仕方ないとはわかってる

けどやっぱり嫌なものは嫌なわけで

こ「先輩、僕のこと忘れないでよ」

思わず服の裾を引っ張って言っていた

ジェルくんは驚いたように目を見開いていたが少ししたらニヤけたから多分確信犯

先輩はと言うとジェルくんと同じ様に少し目を見開いて、そしてクスクス笑い始めた

口元を手で抑えて楽しそうに、嬉しそうに。

今度は僕の方が驚いて固まっていると先輩は頭をなでる

『ふふ、忘れるわけないでしょ？大切な、大事な後輩なんだから』

こ「大事な後輩・・・」

その言葉を口の中で転がす

それは甘いんだけどほろ苦い、チョコみたいな言葉だった






ーーー
好きな相手には大切や大事よりも言ってほしい言葉ってありますよね。
今回はそんな回です。伏線をばら撒きにばら撒く回です
次回はちゃんと遊ばせます

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