【stpr】マフィン焼いたら家燃えた

マフィン22 ページ24

翌日


貴方サイド

りいくんと遊んでから一日がたった

その日は今でも鮮明に思い出せるくらい楽しかった。
言うてまだ一日しかたってないけど

まぁそんな感じで色々あって出禁になった後はりいくんが携帯の機種を変えたらしいので新しい連絡先を貰った

ついでに、せめてついったーは入れた方が良いという助言も

うん、死ぬまでには入れるね

そう軽く、かなり軽く決意した私は今社長室の前にいる

別に悪いことをした訳ではない

流石に大人になってまでやらかすほど馬鹿じゃないので

それに心当たりだって２つしかない

有給を貰いながらも遊んだことと、ゲーセン経営者たちをちょっぴり苦しめたこと

多分怒られない。社長優しいし

いや、でももしかしたら無自覚でやらかしていたのかもしれない

先生に呼び出された生徒の気分だ

バクバクする心臓をおさえてノックする

ｺﾝｺﾝ

？「はーい」

『失礼します、朝霧です』

扉越しでも分かるほど人当たりの良い声を聞いてリラックスした私はそっ、と扉を開ける


『おはようございます、七森社長』


な「ん、おはよ〜。楽にしていいからね」

ふわっ、と微笑まれて肩にこめていた力をぬく

『ありがとうございます』

な「いえいえ」

にこにこと笑う社長

怖いわけではないのだが偉大すぎて口を開きづらい

どんくらい偉大かと言うと、後光が差して見えるくらい。うん

しばらく沈黙が続き、気まずさが増してきたのでなんとか口を開く

『えっと、私今回は何をやらかしましたか』

社長は少し目を見開いたのち、静かに微笑んだ

な「今回はね＿＿＿＿＿」

ごくり、息をのむ音が室内に僅かに響いた




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