カルム君の嫉妬。 ページ12
カルム視点
ポケモンセンターの俺の部屋。そこで、お隣さんは今日もまたポケモン自慢をしている。今日はテールナーのことと、育て屋に預けたという話。
「・・・で、大切だからこそ預けてきちゃった。せっかく教えてもらって捕まえたホルビーだけど・・・ごめん」
カ「あぁ、気にしないで。逃がしたわけじゃないし、いつでも会えるんでしょ？じゃあ大丈夫だ」
「そっか！」
いつもなら、この時間が楽しみでしょうがない。・・・けど、俺はいつもよりも気分がブルーだ。
「・・・？カルム、どうしたの？気分悪い？」
カ「いや・・・」
「顔色悪いし・・・今日は、もうやめよっか？」
カ「ううん。続けて」
「でも・・・」
カ「お願い」
・・・気にくわない。何が・・・？
『ポケモン自慢・・・？僕も、ぜひ聞きたいです！』
『う〜ん・・・また今度、ポケモン自慢するね』
俺だけじゃない。俺だけが聞けた自慢が、俺だけじゃなくなる。・・・気にくわない。
カ「・・・お隣さん」
「ん？」
カ「ちょっと相談」
「なぁに？」
カ「俺の友達にさ、ずっと悩んでるやつがいるんだけど・・・いい？」
「うん！」
カ「俺の友達・・・ここでは、Ａにしようかな。Ａが、Ｂって子に好意を寄せてるんだけど」
「うん・・・？」
カ「Ｂは、Ｃって男と仲がいい。それを見たＡは気にくわない。そう思った。・・・そのあと、Ａは何をすべき？」
「・・・え？」
カ「俺には分からないよ・・・」
「・・・何も、しなくていいと思うよ」
カ「・・・へ？」
「それって、ＢとＣが仲いいってだけで付き合ってないんでしょ？まだＡにだって可能性はあるんだし・・・付き合ってたとしても、私だったら『好き』って気持ちは変わらないなぁ」
カ「・・・それでも、モヤモヤするんだったら？ＢとＣを見て、モヤモヤするんだったら・・・？」
「嫉妬のこと？」
カ「へ・・・嫉妬？」
・・・嫉妬、そうか。俺はトロバに嫉妬してたんだ。どうして？・・・俺だけが知ってる、自慢話が俺だけのじゃなくなるから。
「・・・もしかして、分からなかったの？Ａさんに相談されたときに」
カ「・・・ぜんっぜん」
「カルムに恋愛の話は駄目だね。余計なこと言って、余計に悩ませちゃだめだよ？」
あはは、と笑うお隣さん。・・・俺の悩みは、君が作ってるんだよ。だなんて・・・言えない。
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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ゆうき - 些細なことですが…(風邪のせい)で、無自覚が、夢自覚になってますよ。 (2014年4月19日 22時) (
レス) id: d108e2a769 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ - うわぁ・・・殿堂入りおめでとうございます！！憧れのmikuさんのことなので、すっごく嬉しいです！ (2014年3月31日 11時) (レス) id: 92887d1ae2 (このIDを非表示/違反報告)
かずっち - また荒らしなんかに会わないようにしてください。あと、↓の人と同じく、画像が見えません。もう目からハイドロカノン出そうなきもちです。 (2014年3月20日 17時) (レス) id: a77355e607 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - 画像見えません〜 見せて下さい。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2014年3月1日 22時) (レス) id: 810aef757d (このIDを非表示/違反報告)
ユメノ - ( ・ε・)(σωσ) (2013年12月3日 21時) (レス) id: 6afc82fcfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miku
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/reddonau/
作成日時：2013年11月1日 21時
