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▽ ページ13
……目の前が真っ暗だ。
それに埃っぽいし、手足も動かしにくい。
どうにか記憶を辿る。
ああ、そうか。
俺は、瓦礫に埋まっているのか。
運良く隙間に入り込めたがこれじゃあな……。
潔く諦めるか、と目を瞑った。
が、脳裏に浮かんだのは…幼少期のグルッペンだった。
＿俺、な。Aのこと……。いや、なんでもない。
結局それはなんだったんだろうか。
＿Aー！新しい戦略を思い付いたゾ！早速勝負だ！
いっつも元気に戦略考えてたよなお前。
巡らせれば巡らせるほど、グルッペンの事が頭に過る。
＿なあ、A。俺たちずっと一緒だよな？
幼い頃心配そうな顔でそう言ってたな。
俺は、なんて答えたっけ。
……ああ、そうだ。
『もちろん。ずっと一緒だ。俺はグルッペンで、グルッペンは俺。二人で一人、だろ？』
そう、約束したんだから。
こんなところでくたばっている場合じゃない。
俺は目を開けて、右手を伸ばした＿。
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作者名：人形傀儡 x他7人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/setting.php
作成日時：2022年7月25日 16時
