第85話 ページ6
キヨside
Aから突然電話がきた。
キ「道に迷ったとか……
まぁ気づかれなくてよかったか。」
息が切れてた理由がお前を探してたなんて
アホすぎるだろ。しかもビックリして
携帯落とすし…
キ「ド〇キホーテってあっち方面だったよな。｣
Aが言った目印を目指し、走る。
でも間に合うか……？
なんか雨降りそうだし、かといって傘は
持ってきてねぇし…
キ「あﾞぁぁぁっ！もうっ考えるのは後だ！！｣
携帯を手に全速力で走った。
見つけたら散々愚痴ってやるからな！
道に迷った罰と、
………俺を、惚れさせた罰。
キ「……なに考えてんだ俺、」
ふるふると頭を振ると、ほっぺたに冷たいもの
雨があたった
ぽつぽつと雨が降りだしてきて
段々体が冷えてくる。
…………あー、明日は風邪かもな。
ハハッ、と他人事の用に笑った。
……どっか屋根の下入ってるだろ。
時間がかかりそうだな、こりゃ。
暫くして、目印のド〇キホーテ付近についた。
そして、俺の予想は見事に外れた。
時間短縮にはなったけど、悪い方だった。
キ「………A……ッ ! ｣
見つけたAは、何処の屋根にも入らず、
道の端でぽつんと立っていた。
貴「……あれ、キヨ…？
…あー、そっか。私が呼んだんだよね。
ごめんね、体冷やしちゃって」
キ「…何で入んなかったの」
貴「だって、見つけにくいでしょ？
そんなの、探してもらってるのに
悪いじゃん」
キ「……っ」
へへ、と弱々しく笑った彼女。
そんな顔が見たくなくて、腕を引っ張った
腕も、凄く冷たくて
まるで死ぬ前の様で、怖かった。
何処にも行かないように、
ぎゅっと強く握って。
そして咄嗟に出た独り言。
キ「……………好きだ、A。」
雨の日の、誰にも聞こえない告白。
少しだけ、心が軽くなった気がした。
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音刄 - リクエスト何ですが、番外編で実況者さんの、ポッキーさん、をだしてください!! (2016年8月7日 20時) (
レス) id: 82e6724d4e (このIDを非表示/違反報告)
アキ - 更新まってます！！！ (2016年7月25日 20時) (レス) id: 4352fad482 (このIDを非表示/違反報告)
うまま棒 - この小説面白いです!!更新頑張ってください!! (2016年7月17日 14時) (レス) id: dec5c7a453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりん x他1人 | 作者ホームページ：作っておらぬ(￣^￣)
作成日時：2016年4月18日 0時
