だいすき、でした。【ブルーロック】 (ページ3)

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タブレットを取りにアンリさんの元へ向かう。それにしても今日はなんだか熱っぽい。冬だし最近忙しいし風邪ひいたのかな、と思ってもみんなの為に休むっていう選択肢はない。

アンリさんに「顔色がちょっと悪いけど大丈夫？」なんて心配させてしまったのが申し訳ないや。悪くても気付かないふりして大丈夫です、ということしか出来なかった。

『早く戻らなきゃ… 』

いつもはそんなに長くないはずの廊下が長く感じて、足取りが重い。体がだるい。本格的に風邪をひいてしまうなんてマネージャー失格だ。とりあえずタブレットを渡してから少し寝かせてもらおう…と思ったけど体がいうことをきかない。

「うゎ、あぶな… 」

誰かが私のことを支えてくれたみたいで倒れずにすんだ、けど意識が遠のき『タブレットを…』とだけ伝えてそのまま意識を飛ばしてしまった。その後のことは覚えていない。

『 …… 』
「お、起きたか」

目が覚めると白い天井が見えて、ベッドに寝かされていたことに気が付いた