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試合当日。忙しくてバタバタしてたけど皆のコンディションも整っているようで一安心。レギュラーに選ばれなかったけど交代枠で彼や玲王くんが出ていて良かったな、って少し思ったり思わなかったり。最後までハラハラする展開だったけど勝ててよかったなって思ったしサポートしてきて良かったなってうるうるしちゃう。
「 おいおい、そんな泣きそうな顔すんなって 」
『 だってみんなかっこよかったなって… 』
「 わかるー、ゴール決めたときめっちゃ気持ちよかったもん 」
『 凪くんも、お疲れ様 』
「 俺もかっこよかったー? 」
『 うん、もちろん!でもやっぱり潔くんに最後は全部引っ張られたかなぁ。ちょっといってくるね 』
「 はーい 」
逆転されたときに潔くんが駆け寄ってきてから最後のゴールまでずっと潔くんに釘付けだった。それほど彼は私のことを惹き付けた。最後のゴールを決めた時なんかアンリさんと抱き合っちゃったもんね。
「 残念だったね、玲王 」
「 なにがだよ 」
「 最近あのコにおネツだったから 」
「 別にそんなことはないけどな 」
「 ふーん、そっか 」
「 まぁめんどくさいしなんでもいいけど 」
残されたふたりは、こんな会話をしていた、らしい。
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@低浮上ぴーす(プロフ) - こういうの好き頑張って (4月3日 0時) (レス) @page15 id: 2736f426b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まるる | 作成日時:2023年12月18日 21時