【番外編】お花見 2019ver. ページ14
え?そろそろ桜散ってんのにこの駄作者何やってんのかって?
……だって、書きたかったんだもん←
少しでも楽しんでいただければ幸いです。
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夜の公園にて。
今日は真選組の皆さんが(ほぼ全員)総出でお花見(という名の宴会)を行なっていた。
勿論、私も出席している。
(もうこの時期だと桜が残っていないかと思ったけれど……)
頭上を見上げると、満月と共に、たくさんの桜が夜空に咲き乱れている。
(綺麗に桜が残ってて、良かった)
ギャーギャーと騒いでいる隊士の方達を見ながら、私はお兄ちゃんにお花見に誘われたときのことを思い出す。
3日前。
夕ご飯の後突然私の部屋を訪れたお兄ちゃんは、私と向かい合い、唐突に言った。
「なぁ、Aちゃん。
3日後に花見をしようと思うんだが、一緒にどうかな?」
「お花見?」
思わず私は聞き返す。
「あぁ」と頷いてお兄ちゃんは言った。
「Aちゃんも知っての通り、俺たち真選組は普段の仕事に加えて将軍家の花見の護衛もしていたからな。
皆まだ花見をしていない奴らばかりなんだ。
だから、折角なら真選組皆で花見をしようって話になってな!」
たしかに、お兄ちゃん達はここ最近ずっと忙しそうにしていた。
勿論、お兄ちゃん達が将軍様方の護衛もしていたのは知っている。
私だって、皆さんとお花見がしたい。
けれど……。
「……私も、凄く行きたい。
でも……もう桜、残ってないんじゃないかな……?」
桜は綺麗な分、寿命が短い。
将軍様方がお花見をされたのが確か5日ほど前。
丁度見頃だった、とそーくんから聞いていたから、もう残っていないかもしれない。
そんな私の不安を吹き飛ばすようにお兄ちゃんは豪快に笑って言った。
「確かに、江戸の桜はもうほぼ散ってるかもしれないな!
だがまぁ、その辺は心配いらんよ」
「え?」
思わず聞き返した私にただ笑いかけ、お兄ちゃんは立ち上がる。
「じゃあ、Aちゃんは参加ってことで!」
「え?あ、うん……!(?)」
まだ半ば理解が追いついていない私を置いて、お兄ちゃんは「楽しみにしてろよ!」と言いながら部屋を出て行ってしまったのだった。
そして今日。
江戸の中心から少し離れた(車で30分程だった)公園にて、真選組のお花見は行われている。
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赤羽@美羽(プロフ) - あやさん» いつも読んでくださりありがとうございます!そういうことを言っていただけると、とても嬉しいです!創作意欲につながります!更新頑張ります! (2019年6月20日 7時) (レス) id: 8b3b438a89 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - お久しぶりです!更新ありがとうございます!いつも楽しく読ませていただいてます。土方さんと一緒にいる主人公ちゃんを見て怒る沖田さん。主人公ちゃんに優しい沖田さん好きなのでこれからも楽しみです! (2019年6月19日 19時) (レス) id: 98522d48ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤羽@美羽 | 作成日時:2019年3月28日 16時