【ヒプマイ】the twilight days2【逆ハー】

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帝統「なあ、次はいつ一緒にギャンブルしてくれんだ？？」

「だからもうしないって言っているでしょう。」

帝統「んなこと言って本当はしたいんだろ？またブラックジャックでいいからさ。」

「はいはい。」

帝統「あ、2人が嫌ならげんたろーと乱数も誘おうぜ！」

「夢野さんなんて絶対ギャンブル嫌いなタイプでしょう、一緒にしようなんて怒られますよ。」






2人で焼肉屋をでた後、そのまま夜の渋谷街を散歩することにした。
この男と一緒にいるとまるで大学生時代に戻ったようだ。

飲み屋のキャッチをかわしつつ2人で他愛もない話をしていると見覚えのある少年…もとい成人男性が駆け寄ってきた。




？「あっれ〜〜！？帝統とAおねーさん？？？なんで2人が一緒にいるの？！」

帝統「乱数じゃねーか！Aと一緒にギャンブルで大勝ちしてうまい焼肉たらふく食ったとこだ！」

「お久しぶりです、飴村さん。」

帝統「おめーこそ何やってたんだ？また女遊びか？」

乱数「ちょっとなにそれ！ひどーい！僕は女遊びなんかしないし！おねーさんたちと仲良くしてるだけだもんっ！
ていうか、Aおねーさんギャンブルなんてするんだね！意外〜。」

「え、えぇ……普段は全くしないのですが……、」

帝統「は？何言ってんだ、前は常連だっただろー。」




焼肉屋で帝統にあまりペラペラ喋らないよう釘を刺しておくべきだった。素直すぎる２０歳の青年を恨めしそうに見つめても彼は心底キョトンとした顔でこちらを見ていた。




乱数「だいじょーぶだよ、僕ギャンブルやってるからってだけで軽蔑なんてしないし！そうじゃなかったら帝統なんかポッセの仲間に入れるわけないじゃん！」

「そ、そうですか…。」

帝統「帝統なんか、ってどーいう意味だよ！」

乱数「うわ〜！帝統が怒った〜！」





大の大人2人が駆け回る姿に自然と笑みが漏れる。






乱数「あ、そーだ、Aおねーさん！今度また事務所きてよ！また僕の作った服着てほしいなぁ〜。」


「ええ、また今度伺います。」


乱数「その時には帝統と幻太郎も呼んでおくからみんなでお茶しよーね！」



帝統が摑みかかるのを華麗にスルーした彼はスッと小指を差し出してきた。

指を絡めると思いのほかごつごつとしたその感触に彼も男性なのだと改めて感じた。

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