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銃兎「い、いや、理鶯。別に私は腹が減った訳ではありません。…あぁ、そろそろ署に戻らないと…。」

左馬刻「俺も朝飯さっき食ったばっかだから別に腹は………おいポリ公テメェ今日は日中居られる話だったじゃねえかよ。」


銃兎「なッ、テメェ余計なことほざいてんじゃねえぞ……。」


理鶯「大丈夫だ、今日は素材を活かしたあっさりしたものを用意してきた。あまり重たくはないから食べられるぞ。銃兎も時間があるようなら是非食べていってくれ。」



2人の挙動は明らかにおかしい。脂汗が額に滲み、口は引き攣っている。




「……お弁当だなんてすごいですね。料理のできる方は尊敬します。」


理鶯「そうか?Aも是非食べてくれ。ほら、これが今朝とれたてのヤモリの姿焼きだ。」


「やも………ッ………、これ、は……。」



なんとも形容しがたいグロテスクな食べ物と言えるか怪しいそれは姿を現した。心なしか胃が縮んだ気がした。




「…た、食べたいのは山々なのですが、」

銃兎「り、理鶯。彼女はまだ理鶯の料理を食べたことがありません。是非たくさん食べてもらいましょうよ、なあ左馬刻。」


左馬刻「あ、あぁそうだな。それがいい。」


「ちょ……!」




訳の分からない論理で2人して私に押し付けるつもりだ。信じられないという目で2人を見つめると頼むと小声で銃兎が囁いた。



銃兎「お願いしますよ……もうヤモリは食べたくないんです……。」

「わ、私だって虫とかそういうの無理ですからやめてくださいよ!」

左馬刻「つべこべ言ってんじゃねえぞ、金はやるから食えや。」

「エンジニアのやることじゃないので拒否します!」


理鶯「どうした3人とも。ほらたんと食え。」





理鶯が小首を傾げてこちらを見つめる。性悪な2人に比べたら純粋な印象を受けるが今は何よりその純粋さが心を痛ませる。
だがゲテモノ食いの趣味はない。心を鬼にして理鶯に向き合う。


「あ、…あの、ごめんなさい。お恥ずかしいのですが私今ダイエット中なので朝昼兼用で一食に減らしてるんです。またの機会にご馳走になれれば…。」

理鶯「む……、そうだったのか。減量も訓練の1つだ、それは邪魔できないな。俺のキャンプに今度来るといい、料理をして待っている。」


「ありがとうございます。」


顔を上げると2人の凶悪な顔が目に入った。

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(プロフ) - オーキッドさんなりのこだわりが感じられ中々定まらないのはそれだけオーキッドさんの小説への思いからだと思います。生意気な事書いてすみません。でもそれだけ大切なんだと私は思いました。感想だけで申し訳ありません (2019年5月20日 21時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こちらこそ温かいコメントありがとうございます。無理せず更新頑張って下さい。楽しみにしてます。又こちらこそよろしくお願いします。夜遅くに失礼致しました (2019年5月19日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 千さん» コメントありがとうございます、お優しい言葉かけに感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月7日 15時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この後凄く気になります。楽しみしています。無理しないでくださいね。更新楽しみに待ってます。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 夜桜 奏さん» コメントありがとうございます。素敵なお話だなんて嬉しいお言葉、感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オーキッド | 作成日時:2018年12月2日 23時

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