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「…………今日はここね。」
そう呟く女の前には見上げるほど大きい桐の門が立ちはだかっている。
宝生Aは絶賛仕事中。今日はヨコハマへの出張だ。
〜♪
『はい。どなたでしょうか。』
インターホンを鳴らすとドスの効いた男の声が返ってきた。
「私、宝生Aと申します。先日碧棺様からパソコンのシステムセキュリティの件でお電話がありましたので参りました。」
『あぁ今日でしたか。今門開けますね。』
ギィという重い音とともに門が開いていく。
今まで多くの出張をこなしてきたがヤクザの家に入るのは初めてだ。
出迎えにきた強面の男が訝しげに首をかしげる。
男「…念のため名刺をいただけますか。」
「あ、あぁ、はい。名刺ですね。こちらになります。」
男「拝見します。…なるほど。いや、疑ってすみません、最近は色々物騒でね。どうぞ中へ。」
あなたの方が物騒らしいです、という言葉を飲み込み門をくぐる。
「あの、本日はネットワークセキュリティを強化したいとのことでしたが…ウイルスなどに感染されましたか？」
男「あぁ、いえ。そういうわけでは。…どこまで言っていいものか分かりかねますので詳しブッ
縁側沿いを歩いているといきなり目の前で男が障子と部屋の中から飛んできた別の男とともに吹っ飛んだ。
？「ゴタゴタ言ってねえでさっさと裏とって来いや！！！！…あ？なんだてめえは。」
鬼のような形相の白髪男性がこちらにメンチを切る。確かこの男の顔には見覚えがある。
「えぇ、っと…私は宝生Aと申します。ご依頼主の…碧棺、左馬刻様…？でいらっしゃいますか？」
左馬刻「…あぁ、そういえばそんな奴が来る日だったな。」
暴力的な言動、白い髪、射抜くような目、見覚えがある。彼は、元TDDのメンバーであり、現ヨコハマディビジョン代表チームリーダーだ。
左馬刻「あぁ？何見てんだコラ。」
「……いえ。なんでも。」
男「ほ、宝生さん、どうぞこちらへ。準備はできてますんで……。」
先程吹っ飛んだ男が土埃をはたきながら奥の部屋へと誘導してくれた。
本当に、ただのセキュリティ強化の仕事であればいいのだが。
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千(プロフ) - オーキッドさんなりのこだわりが感じられ中々定まらないのはそれだけオーキッドさんの小説への思いからだと思います。生意気な事書いてすみません。でもそれだけ大切なんだと私は思いました。感想だけで申し訳ありません (2019年5月20日 21時) (
レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - こちらこそ温かいコメントありがとうございます。無理せず更新頑張って下さい。楽しみにしてます。又こちらこそよろしくお願いします。夜遅くに失礼致しました (2019年5月19日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 千さん» コメントありがとうございます、お優しい言葉かけに感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月7日 15時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - この後凄く気になります。楽しみしています。無理しないでくださいね。更新楽しみに待ってます。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 夜桜 奏さん» コメントありがとうございます。素敵なお話だなんて嬉しいお言葉、感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーキッド
| 作成日時：2018年12月2日 23時
