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track42 ページ44

*独歩サイド*

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あの日彼女に助けられ一緒に食事をしたと話すと先生はとても興味を持たれたようだった。

見ず知らずの男を助けてくれたという気質に感心するとともに、ほかの女性とは何かが違うようだというと興味津々になってしまったのだ。

と、同時に一二三もそんな女性に興味をもったようだった。

独歩が仲良い女性なら俺っちももしかしたら、と。


そう自分から言いだしたのは初めてだし幼馴染の自分としてはこれからのためにもぜひ女性恐怖症を克服して欲しいところではある。

彼女にきちんと説明しなければと思ったが複雑な一二三の状況を受け入れてくれるのかという不安もあったため結局当日その目で見てもらう形になってしまった。



「なるほど…、私にできることならもちろんお手伝いしますが…。っ?!!」


一二三「素敵なお嬢さん、御機嫌よう。今日はわざわざ僕のために足を運んでいただきありがとうございます。」

「え、ええっと………?????」



先ほどまで怯えていたのが一転、キラキラした青年へと変貌を遂げた一二三がスッとAの肩を抱き、彼女は一二三の顔をキョトンとして見つめていた。


独歩「お、おい一二三!スーツ着て逃げるなよ!!!す、すみません宝生さん…こいつスーツを着ると人格が変わってしまって仕事する時のホストモードになってしまうんです…。」




無理やり一二三のジャケットを脱がせて彼女にとりあえず座りましょうと促す。




寂雷「男性しかいない空間だと無邪気な青年、と言った風になるんだけど今は宝生さんがいらっしゃるからどうしても怯えてしまうようなんだ。気を悪くしないでくれると助かるよ。」


「えぇ、気を悪くしたわけではありません、ただ…ちょっとびっくりしてしまって。お仕事の時は良くても普段の生活はそれだとお辛いですよね…。」



やはり彼女は優しい。再び怯えてしまった一二三を真面目な目で見つめている。


独歩「たまにでいいんです、こうして一緒にご飯を食べに行って欲しいんです。もちろん代金はこちらで持ちます、お願いします。」

「断る理由がありません、ご一緒させてください。」




ハッとして下げていた頭をあげると彼女がそんなに懇願するほどのことではと苦笑していた。


ふんわりと優しく甘いその香りはあの時感じたものと確かに同じだった。


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*独歩サイド…end*

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(プロフ) - オーキッドさんなりのこだわりが感じられ中々定まらないのはそれだけオーキッドさんの小説への思いからだと思います。生意気な事書いてすみません。でもそれだけ大切なんだと私は思いました。感想だけで申し訳ありません (2019年5月20日 21時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こちらこそ温かいコメントありがとうございます。無理せず更新頑張って下さい。楽しみにしてます。又こちらこそよろしくお願いします。夜遅くに失礼致しました (2019年5月19日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 千さん» コメントありがとうございます、お優しい言葉かけに感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月7日 15時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この後凄く気になります。楽しみしています。無理しないでくださいね。更新楽しみに待ってます。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 夜桜 奏さん» コメントありがとうございます。素敵なお話だなんて嬉しいお言葉、感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。 (2019年5月6日 23時) (レス) id: 500cf8b735 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オーキッド | 作成日時:2018年12月2日 23時

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