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目がさめるとあたりは桃色だった。
「あれ………？」
くらくらとする頭を抑え起き上がるとそこには桜の大きな木が花を咲かせていた。
今は夏も終わった9月下旬。
桜など咲いているはずがない。いうまでもなく日本は秋だ。
こ「お目覚めですか！お嬢さん……いえ、A様！」
近くでこんのすけがぴょんぴょん跳ねている。
「あんた………なにしたのよ！ここどこ？！」
こ「あなた様にはこちらの本丸の主になっていただきたいのです！！！！」
そういって突きつけてきたのは地図らしきもの。
「なるほど……キツネのくせによくかけた地図ね…、じゃなくて。人のこと突き落としておいてなに言ってるのよ、早く元の場所に帰しなさい！！」
こ「いえ！それはできませぬ！政府の方から直々にあなた様は指名され、またそれをご家族も承知しているのです！」
「………嘘でしょ？」
簡単に言えば叔母家族が自分のことを厄介払いしたことになる。怒りもあるがここまで邪魔者扱いされると呆れてくる。
こんのすけが背中に背負った風呂敷の中から小さな手帳を取り出した。
こ「あなた様の聞きたいことはきっとこの中に全て書かれております！私はこれより先は同行出来ませぬ。他の審神者様をお迎えしなくていけないのです。あなた様のことを心から応援しておりますよっ。」
「ちょっと！いくらなんでも勝手すぎるわ！！私の意思は関係ないの？！」
身勝手にも程がある。
家のことはいいとして学校はどうなるのか。はたまた家には帰れるのか。疑問がとめどなく溢れてくる。
こ「審神者業は…………誰にでもできるものではありませぬ。まして、あなた様はとても霊力が高い。要約していえば、歴史修正を止めるにあたって必要不可欠な人材なのです。」
「もう待ってよ、なに言ってるか全然わから
こ「これは政府からの命令です。本丸を再起させ、歴史修正主義者をとめろ。以上です。」
それは今までにない強い口調だった。
こんのすけがAに一礼し、トコトコと去っていく。
手元に残った小さな手帳を見て、Aは盛大にため息をついた。
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真梨歌 - すみません、誤字報告？です！蛍丸の一人称が僕になっていました！蛍丸は"俺"なので訂正よろしくお願いします。とても面白いので、更新頑張ってください！ (2019年2月26日 20時) (
レス) id: 86c3faaeec (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - オーキッドさん» よかったです!!! ありがとうございます!!! 勿論、作品名と作者名は載せます!!! (2015年12月23日 12時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 菜希@水松さん» おお！！！いいんですか！よろしくお願いします！作品名と作者名掲載していただければ嬉しいです〜〜 (2015年12月23日 9時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - (続き)もし嫌なら、無理は言いません。 よかったら、検討してみてください。 是非、よろしくお願いします！ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - 初めてまして、菜希です。 凄く面白いです!!私は刀剣乱舞はあまり知らないのですが、分かりやすく、そして読みやすいです!! 今度、『おすすめしたい小説』というのを作りたいと思っています。 そこで、もし宜しければ、この作品を掲載しても宜しいでしょうか……？ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーキッド
| 作成日時：2015年10月14日 16時
