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「なんですか、いきなり。」
日「あなた、ちゃんとこんのすけ殿から貰った手帳を隅々まで読みましたか?!!本当何してるんですか!!!!」
「必要な時に読んでるわ。」
日「なんでそんなドヤ顔なんですか、必要なところが読めてないんですよ、分かってます?」
分からないが日野がキレてることだけはわかった。
「全然分からないですね。」
日「いいですか?神に名前を教えるってことはすなわち命を握られるということですよ??神隠しされてしまうんですよ?」
「神隠し?」
日「そんなことも知らないんですか?!」
「知るわけないでしょう。」
日野が呆れかえって天を仰ぐ。
日「神様の世界に連れてかれちゃうんですよ。今のところ神隠しされて戻ってきた者は確認されていません。」
「へぇ、すごい事象ですね。」
日「あなた、ことの重大さ分かってます?」
「別に重大だとは思わないけどまあ分かりましたよ。」
日「なんで?!重大でしょう?!!」
「別に現世に帰りたくないので。ここでの生活の方が1人で気楽です。」
日「………ほ、本人がそういうなら別にいいか……。あ、今日はですね出陣について相談事がありまして。」
「まあ中へどうぞ。もう邪気はないから入れるでしょう?」
日「えぇ、素晴らしいです。あなたを連れてきてよかった。」
広間の隣の審神者の部屋へ日野を連れて行く。
蛍丸は嫌々だがAから離れて短刀たちのいる庭の方へ行ってくれた。
三日月「…主や、その男は誰だ?」
三日月が縁側で鶯丸と茶を飲んでいた。
値踏みするように日野を見遣る。
「政府の方です。日野さんですよ。そして私は主ではないのでその呼び方はおやめください三日月宗近様。」
三日月「ふむ。そうか。………主でいいではないか。まあそんなに嫌なら鶴が呼ぶようにAと呼ぶとしよう。」
日「………やっぱり1人でも知られたら真名が広まってしまいますよ…どうするんですか本当……。って、主にならないってなんですか。…確かに要石は放置されているようですが。」
日野が襖からチラリと見える広間においてある大きめの石を見た。
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真梨歌 - すみません、誤字報告?です!蛍丸の一人称が僕になっていました!蛍丸は"俺"なので訂正よろしくお願いします。とても面白いので、更新頑張ってください! (2019年2月26日 20時) (レス) id: 86c3faaeec (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - オーキッドさん» よかったです!!! ありがとうございます!!! 勿論、作品名と作者名は載せます!!! (2015年12月23日 12時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 菜希@水松さん» おお!!!いいんですか!よろしくお願いします!作品名と作者名掲載していただければ嬉しいです〜〜 (2015年12月23日 9時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - (続き)もし嫌なら、無理は言いません。 よかったら、検討してみてください。 是非、よろしくお願いします! (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - 初めてまして、菜希です。 凄く面白いです!!私は刀剣乱舞はあまり知らないのですが、分かりやすく、そして読みやすいです!! 今度、『おすすめしたい小説』というのを作りたいと思っています。 そこで、もし宜しければ、この作品を掲載しても宜しいでしょうか……? (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オーキッド | 作成日時:2015年10月14日 16時