45 ページ49
翌日。
「…それでは、本当によろしいのですね？」
広間には全ての刀剣が集結していた。
皆がゆっくりとうなづいた。
「ありがとうございます。では契約の儀を執り行いましょう。えぇーっとまずは何をするのかしら……。」
こんのすけ手帳の最後の方のページに契約の儀についての手順が書かれていた。
次郎「…あんなんで大丈夫かねぇ。」
「ご心配なく。…1、要石に手を当て意識を集中させる。…もうやってるわよ。次は………。
2、霊力を注ぐ。…………。」
相変わらずの雑説明に呆れ果てる。
だが霊力の解放は一度はできたのだ。
その時を思い出しながらやれば………______
「…あ。」
石切丸「こ、これは……。」
閉じていた目を開けると、今まで黒かった石が薄桃色の透き通った石へと変わっていた。
「成功…？したんですかね？」
石切丸「こんなに要石が美しくなったことは今まで一度もなかったよ。やはり霊力の質も桁外れだね。」
「それは良かったです。」
あっさりとそう言ってAは広間を見渡した。
「邪気も完全になくなったようですね。」
鶴丸「当たり前だ、この本丸は今、君の霊力で守られているからな。
外にも結界が張られているはずだぜ。」
「結界？」
和泉守「おいおい、そんなことも知らなくて本当に大丈夫かよ。
敵がのこのこ入ってこれないように守りの壁が出来たってことだ。
ま、目には見えないがな。」
「またまたすごいことが起こっているようですね。……ですが、安心ですね。
それでは、皆さん。これからよろしくお願いいたします。」
初めて優しく微笑んだAを見て刀剣たちは息を呑んだ。
庭の桜は今日も美しく咲き誇っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 842人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真梨歌 - すみません、誤字報告？です！蛍丸の一人称が僕になっていました！蛍丸は"俺"なので訂正よろしくお願いします。とても面白いので、更新頑張ってください！ (2019年2月26日 20時) (
レス) id: 86c3faaeec (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - オーキッドさん» よかったです!!! ありがとうございます!!! 勿論、作品名と作者名は載せます!!! (2015年12月23日 12時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
オーキッド(プロフ) - 菜希@水松さん» おお！！！いいんですか！よろしくお願いします！作品名と作者名掲載していただければ嬉しいです〜〜 (2015年12月23日 9時) (レス) id: ac6634c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - (続き)もし嫌なら、無理は言いません。 よかったら、検討してみてください。 是非、よろしくお願いします！ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
菜希@水松(プロフ) - 初めてまして、菜希です。 凄く面白いです!!私は刀剣乱舞はあまり知らないのですが、分かりやすく、そして読みやすいです!! 今度、『おすすめしたい小説』というのを作りたいと思っています。 そこで、もし宜しければ、この作品を掲載しても宜しいでしょうか……？ (2015年12月22日 22時) (レス) id: 60c9464f5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：オーキッド
| 作成日時：2015年10月14日 16時
