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45. ページ36

「ふふっ、陸上部を舐めてもらっちゃ困るわねぇ♪」


「さすがナッちゃん〜。

で、アンタは覚悟できてるんだろうねぇ……?」


にやり、と人の悪い笑みを浮かべる凛月。
その手には大量の書類が握られている。彼の言動から察するに、あれは石原さんの犯罪の証拠なのだろう。

嵐に首根っこを掴まれていた石原は、手を離されると同時にレオにエビ固めを決められている。



こうしてみると、なんだかKnightsが悪者にも見えてくるなあ。

そう思ったらなんだかおかしくて、つい噴き出してしまう。




「なぁに笑ってんの」




ぐしゃぐしゃとまだ髪の毛を掻き撫でられながら聞かれる。

……ふふ、なんだか笑い出したら止まらないや。
からからと笑う僕を、泉さんだけでなく凛月と嵐ちゃん、が不思議そうな目で見てくる。


ちなみに王さまは石原さんの身ぐるみ剥がして楽譜を書いているので全く気付いていない。
司はそれを止めているからこちらも同様に、気がついていない。




「泣いたり笑ったり忙しいねぇ……♪」


「あら、擦ったら目が腫れるわよ?」




微笑みを浮かべつつ、嵐ちゃんが僕にハンカチを渡してくれる。
アイロンがピシッとかかったハンカチだったので使うのに少し戸惑ったけれど、お言葉に甘えて使わせてもらう。


……うん、ちゃんとアイロンがけしてから返そう。





「あっ、phoneが見つかりました♪」




司はそう言うなり笑顔で携帯を地面に叩きつけて割っている。

ありがたいけど、少し怖いな……。
そんな僕の思いを察したのか否か、泉さんが優しく話しかけてくれる。
それもなかなかにホラーなんだけど、それは言わないでおく。



「A、俺のこと守ってくれてたんでしょぉ?
俺はAを守るためにいるのに……本当、馬鹿だよねぇ」


よしよし、と更に頭を撫でられる。
なんだか赤ちゃん扱いされているようで少しムッとしたけれど、一応厚意として受け取っておく。



「俺がゆうくんに絡んでる写真撮られて守ってくれてたんでしょ?」

『……はい、まあ』




ばれてるとは思っていなくて、思わず面食らう。
どこからそんな情報手に入れたんだか。


「でも、もう大丈夫だからねえ……♪」


よしよし、と更に凛月と嵐ちゃんまで僕の頭を撫でてくる。





『……頭を撫でるのは十分ですっ!!』

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Knights を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» リクエストしたものを最後まで書いてくれてありがとう!凛ちゃんが引退しちゃうのは寂しいけど戻ってくるのを待ってます!また復活したらよろしくお願いします。完結おめでとうございました!!! (2017年11月30日 16時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - あっ、誤字って騎士ちゃんのコメントか! 勘違いした、ごめん (2017年11月27日 7時) (レス) id: dc990c7092 (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - Knights を護る騎士でいたかったさん» 全然大丈夫! むしろアイデアもらっちゃってごめんな汗 えっ、誤字ってた!? どこか教えてもらっていい? (2017年11月27日 7時) (レス) id: dc990c7092 (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった(プロフ) - 何処かしらだすっごい誤解字ってる… (2017年11月27日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった(プロフ) - 完全に移すようなことはしないけど何処からしら似ちゃうかも… (2017年11月27日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:果凛 | 作成日時:2017年10月25日 16時

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