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連れて来られたのは喫茶店。
もう丁度今はご飯時なので、昼頃には劣るものの人は多かった。
変装用の帽子を目深にかぶりなおすと、店員さんについていく。
案内された席にはほかの席とは同じような安っぽいテーブルクロスがかけられており、目の前に座った司はデザートを大量に頼んでいる。
『……それで、どうしたの？ できれば手短にしてほしい所なんだけど』
「あっ、えーと……相川先輩のことを聞かせていただけないでしょうか」
少し言いとどまったので、他のKnightsのメンバーでも来るのかと思ったが、そうではないようだ。
……僕の、話ねぇ。この子に話せるような内容は正直言ってあんまりないんだけど。
芸能人としてならそのあたりにありふれたよくある話だし。
1つ明らかに他と違うけど、それは言えないし。
『そうですね……真くんとほぼ同時期にモデルデビュー。しばらく続けていますし、夢ノ咲に入るため一時停止中ってだけで事実上はまだやってますよ』
まあモデルの仕事は入ってくるんですけどね、と付け足す。
正直言ってこのぐらいしか話すことはない。
夢ノ咲でのことはKnightsの誰かから聞けば済むし。というか、話したくない。
「相川先輩は……何故、Knightsをやめられたのですか？」
『fineに誘われたから』
さくっと言ってのける。詳しい理由は言いたくないし、詮索されるのも面倒だ。
これ以上何もないよね、と目線で訴える。
『……じゃあ、僕はこれで。この後も予定があるから』
「あと１つだけ、よろしいですか？」
財布から代金を出しかけたところで、司が止める。
……あと１つだけ、ね。それを聞いたところで更に疑問は深まるばかりだと思うけど。
「相川先輩は、なぜあのようなproducerに付いていかれるのですか？」
『ふふ、それはね……運命、だよ。司くん』
思った通りの疑問に笑みを深め、答える。
そう、運命。僕が石原さんに付いていっているのも、こんな仕事漬けになってるのも全ては運命。
神様なんて信じちゃいないけど、いるのならばその神様のお導き、ってところだろう。
僕が言った言葉をいまだ上手く呑み込めないでいる司くんをちらりと見やるが、何か考え込んでいるようだったのでそっとしておく。
そうして今度こそはとお金を置き、喫茶店を出た。
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Knights を護る騎士でいたかった(プロフ) - 果凛さん» リクエストしたものを最後まで書いてくれてありがとう！凛ちゃんが引退しちゃうのは寂しいけど戻ってくるのを待ってます！また復活したらよろしくお願いします。完結おめでとうございました！！！ (2017年11月30日 16時) (
レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - あっ、誤字って騎士ちゃんのコメントか！ 勘違いした、ごめん (2017年11月27日 7時) (レス) id: dc990c7092 (このIDを非表示/違反報告)
果凛(プロフ) - Knights を護る騎士でいたかったさん» 全然大丈夫！ むしろアイデアもらっちゃってごめんな汗 えっ、誤字ってた！？ どこか教えてもらっていい？ (2017年11月27日 7時) (レス) id: dc990c7092 (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった(プロフ) - 何処かしらだすっごい誤解字ってる… (2017年11月27日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった(プロフ) - 完全に移すようなことはしないけど何処からしら似ちゃうかも… (2017年11月27日 0時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果凛 | 作成日時：2017年10月25日 16時
