私は彼を愛してた (ページ20)

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サーカステントが十七つページ20

シャーロットsaid

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[(何故だい？
君の願いを叶えられるんだよ？)]

『…それをあの人たちは望んでない
セルジオも、バーナードも
マルガレータも、マイクも……
…私はその場に居ながら生きていた
彼らと共に逝けなかった……
会わせる顔がないよ

……それにそんな上手い話があるとは思えない』

私がキッパリとそう言い放つと
ナイチンゲールは顔を伏せた

諦めてくれた

そう思ったのも束の間

ナイチンゲールは急に笑い始めた

まるでこの結果を分かっていたかのように

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[はははっ、欲望に目が眩まないとは!
流石は荘園の主が選んだ方だ
そう、ゲームと言っても子供がするようなお遊びではない
命賭けのゲームだよ]

『やっと本性を表したな
そんな誘いにに誰が…』

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[乗るか？
いいや、君は乗るさ
乗らないとコッチが困るからね]

そういうと何処からか二枚の紙切れを出し私に手渡した

『…ナタリー?

マイク?』

写真に写っていたのは

行方が分からなくなっていた

死んでしまったと思っていた

彼らの姿だった