私は彼を愛してた (ページ19)

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サーカステントが十六つページ19

シャーロットsaid

あの事件から何ヵ月だったのだろう

ここでの生活に慣れてきた私は気分転換に外へ出かけていた

ノイジーサーカスで各地へ飛びショーの事ばかり考えていた私にとって
外でのんびり過ごす生活は程遠かったため
凄く新鮮に感じた

鳥が鳴いて

木々がざわめいて

川が心地よい音を奏でている

それが私にとって

珍しいことだった

『…～っ、はぁぁ!!
そろそろ戻ろうかな』

体を起こして帰路を歩いていく

明日は何処へ行こうかな

そう思いながら別れ道を曲がろうとした

ふと視線に入ったのは

人……………?

いや

羽飾りと仮面を付けたナニカ

地面を蹴り飛ばし急いで距離をとる

[そんなに警戒されると話しにくいのだけれど…
まぁ、いいか]

中性的な声

目の前のナニカは口を開いてないのに
声は何故か聞こえてくる

人ではなさそうなソイツは少し困ったような表情をした後真剣な表情になった

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[(私はナイチンゲール
とある荘園からの招待状を届けに来た)]

『招待状…?』

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[(あぁ、荘園ではゲームが行われていて
そのゲームに勝つと賞品が貰える)]

ナイチンゲールはゆっくりと近づくき
私に手紙を渡した

一瞬顔を見たあと
手紙を開け中身を読んだ

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シャーロット・クシランダー様へ

貴方をエウリュディケ荘園主催のとある"ゲーム"へご招待します。

陣営はサバイバーと呼ばれる陣営です。

貴方の願いをどんなものでも叶えます。

お金・地位・名誉
そして普通ではできないことも………。

参加する場合この場所へとお越しください

エウリュディケ荘園
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貴方を荘園でお待ちしております

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ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[(生き返らせたい人が居るんだろ？)]

『…っ、何でそれを』

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[(君のことならある程度
こちらでも調べている)]

『……、そっか』

ﾅｲﾁﾝｹﾞｰﾙ
[(それで
答えはyesだろう？)]

ナイチンゲールがそう言った

だが私は首を縦に振ることが出来なかった