サーカステントが八つ ページ11
シャーロットsaid
ジョーカーは
無事だった。
ただ見付かるのに時間が掛かった代償は重く
彼の顔には一生治らない傷跡が出来てしまった
そのせいで彼はバーナードからサーカスを追い出された
"泣きピエロの顔が腐敗していては意味がない"
彼はジョーカーにそう言い放った
別れ際
ジョーカーを呼び止めようとしたが
彼をこれ以上刺激してはいけないと思いそのまま別れた
最初こそ皆悲しみに浸っていたが
伯爵の考えたビッグイベントも控えている
休む暇なんて、私達にはない
あれから数週間後
ついにその日がやって来た
月の河公園の門はチケットを買った来客たちが入ったあとゆっくりと閉められた
何だか…異様な光景だな
まるで閉園後みたいだ
騒がしいけど
私はショーで着る衣装に身を包み
出番が来るのを待っていた
色鮮やかで派手な私の衣装
あまりウロウロしてるとすぐに来客に見つかってしまうが
今は皆仲間の芸に夢中だ
そう簡単には気付かないだろう
そこでふと、あることに気づく
『アレ、マイク……?』
そろそろ出番の筈のマイクの姿が見当たらない
駆け足で楽屋や檻の前を見に行ったが
綺麗な金髪は見当たらなかった
『もう…、まさか何か買いにいってたりしないよね…??』
来客は
幸い今月の河公園内の人間はほとんど外にいない
少しだけ…
探しに行くだけ
私は外へと飛び出した
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れーん - カヴィンさんとの絡みお願いします！！！！！！！沢山！！！れ！！！ (2023年4月30日 0時) (
レス) @page28 id: 611634bd9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりんとう(≧▽≦) | 作成日時：2021年5月1日 22時
