毛皮マニアな彼女

魚の名前 ページ10

クソッ…これならクロウリーさんを連れていけば良かった

そんなことを思いながら歩いているとチャイムが鳴った

『あ、他の生徒は授業あるのか…』

教室の扉があき生徒たちが雪崩のように出てくるのを見ながら呟いた
それにしてもクルーウェル先生いないな…
見つけんの見んでぃなんだけど

そう思いながら人混みの中を歩いていた
いや、皆見すぎでしょ
体に穴あきそ…

『…あれ使おうかな』

私はマジカルペンを取りだし自分の頭につけた
この魔法結構疲れるんだよな…
まぁ、人混みを一気に抜けれるから良しとしよう

『｢獣人の姿(ラスキットビースト)｣』

体から出た光りに目をつぶる
んー、久しぶりにこっちの姿になったぁ
はぁ…クルエラ様が恋しい……

次に目を開けると"元の姿"になっていた

回りの人は驚いて口をハクハクしてる
もうちょっと驚かそうかな〜( ´∀｀)ﾆﾀｧ

『…皆さんえぇ反応しますなぁ』

[[[犬が喋ったぁぁぁ？！？！]]]

回りの人が驚いて止まっている間に足元をﾀﾞｯと走っていく
走ることによってくる風が頬をかすって気持ちいい

はぁ…やっぱり犬っていいな

そう思いながら走っていると誰かにぶつかった

驚いて上を見るとそこには

[おや、迷い犬でしょうか]

[走るの早いねぇ、一緒においかけっこしなぃ？]

[駄目ですよ、次は錬金術の授業ですから]

双子ののっとぽとニコニコしている人がいた
あ、式典の時猫かぶりしてた人だ

[あ！じゃあイシダイ先生に見せにいくのは？いいでしょぉ]

[しょうがないですね…]

[わぁい]

次の瞬間私の目線は高くなった
あ、持ち上げられたのか

[それにしても綺麗な柄ですね…]

[イシダイ先生そっくりぃ]

イシダイ…
半魚人の先生でもいるのかな……

抱えられながら話を聞いていると二人は違う教室に入っていった
クラス違うのか

[イシダイせんせぇ〜イシダイJr.見つけたぁ(*´∀｀)]

そう言いながら私も前に出すのっぽ
誰だイシダイ先生っt

…クルーウェルさんのことかよ(・_・)

クルーウェルさんは私の事を見ると目を丸くし
次に黒い笑みを見せながらいった









[…お前遅刻しておいて何してんだ…毛皮になりたいのか？]

速攻で元に戻りました、はい


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ラスキットはロシア語で姿を明かす

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