極パニック 3 ページ34
薬研side
直ちに武装して大広間に集まれ
大将からの命令はそれだけだった
皆、どうしたどうしたと言いながら装束を身に着けている
俺っちも白衣を脱いで装束を身に着けた
大広間に向かうと、既に多くの刀が集まっていた
大広間の入り口には大将がいて、俺っちを見かけると、声をかけた
『よくきてくれましたね』
薬研「大将。これは一体どうしたんだ？」
『大倶利伽羅のことです』
薬研「大倶利伽羅の旦那のことか！」
『ええ。さあ、座って』
大将は俺っちに座るよう促した
俺っちもそれに従い座ったが…なんか…今日の大将…
髭切「なーんかキリッとしてるねぇ」
薬研「っ！？な、なんだ髭切の旦那か」
髭切「いつもはのほほーんとしてるのに、今日はかっこいいねぇ」
薬研「あ、ああ…そうだな」
髭切「のほほんとできないわけでもあるのかなぁ」
薬研「だ、旦那…それはどういう…」
髭切「さあ？僕にはわからないよ？」
薬研「あんたそういえば、先程大将の離の近くにいたよな…何か知ってるのか！？教え…」
膝丸「兄者！こんな所にいたのか！」
髭切「ありゃ、えっと…ピザ丸」
膝丸「膝丸だ兄者。それより兄者。兄者は背が高いんだから、後ろに行くぞ」
髭切「わかったよ肘丸。じゃあね薬研」
薬研「あ、ちょ…」
源氏の二人はさっと後ろに下がってしまった
乱「あれ？薬研どうしたの？ポカーンとして」
薬研「あ、ああ、何でもない」
乱「ふーん？あ、隣いーい？」
薬研「いいぜ」
乱「ありがと」
のほほんとできないわけ…？
大倶利伽羅の旦那が修行から帰って来ていないのが関係してるのか？
スパンッ
考えているうちに、襖が開いて、大将といち兄が入ってきた
どうやら全振り揃ったようだ
『皆も知っての通り、大倶利伽羅が修行から帰ってきません』
大将の凛とした声に、ざわめきが聞こえてきた
『どうしたものかと気を揉んでいる時、彼から手紙が届きました。どうやら、修行先に検非違使が出たようです』
和泉守「検非違使だと…？」
『彼は今一人で検非違使と戦っています。私は彼を助けたい。皆、力を貸してください』
大将のいつもと違う様子と、近侍のいち兄の表情に、皆は居住まいを正した
最初に声を発したのは誰だったか
いつの間にか、大広間は大倶利伽羅を助けようという内容の叫びでいっぱいだった
大将は柔らかく微笑んだ
その時、どろんとこんのすけが現れた
こん「大倶利伽羅は、過去の仙台にいるようです！」
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リンリン(プロフ) - 銀河さん» 遅くなりましたが、感想ありがとございます！これからも頑張って更新していきます！ (3月23日 12時) (
レス) id: f528c3e1a1 (このIDを非表示/違反報告)
銀河(プロフ) - 受験勉強お疲れ様です！続きがとても楽しみです！ (2018年1月21日 16時) (レス) id: 1c52cf51ca (このIDを非表示/違反報告)
リンリン(プロフ) - 凪花さん、感想ありがとうございます！楽しんでもらえて恐縮です…。更新は不定期ですけど、お付き合いください。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 280584da08 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 初めて読む刀剣乱舞小説がこんなに素晴らしいなんて…ますます沼にはまってしまいました。続き楽しみにしてます！ (2017年5月8日 6時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンリン | 作成日時：2017年4月3日 18時
